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#1 7/9 JFL後期 第2節 横河武蔵野FC vs カマタマーレ讃岐

 「決められる時に決められないのが、まだまだです」というのは勝野洋平の言葉。結果を出したカマタマーレ讃岐と比べて「足らない所は?」と問うと、そう答えた。後半のアディショナルタイム、横河武蔵野FCはカマタマーレ讃岐に先制点を許して90分間の死闘を終えた。


 七夕と言えば、以前JFLの、とある地方チームで同じ企画をしていたのを思い出した。その短冊に書かれていたのは「◯◯選手を日本代表に」などと、サッカーにまつわる事ばかり。それが普通なのだと思っていたから驚いた。この日の短冊には「バスケが上手くなりますように」などと、純粋にサッカーに関係ない願い事も書かれている。

 サッカーが一番好きなスポーツではない子供達も横河武蔵野FCの試合に足を運ぶ。横河武蔵野FCの短冊は武蔵野に関わる全ての人の願いを受け入れており、それがこのクラブの自然な姿に映った。

 

「暑いからと言って戦術を変えるつもりは無い」

 初夏の風物詩でもある七夕の季節は終わった。これからいよいよ本格的に暑くなる。ナイター設備のない武蔵野陸上競技場で、ナイター開催の試合が行われることはない。「今日も最初から積極的にボールを奪うサッカーをしようって言っていたし、今後も暑いからと言って変えるつもりはない」と依田監督は試合後に語り、「選手には申し訳ないけど」と前置きをした上で、気持ちで戦っていくと締めくくった。

 これまで3勝だが、ホームでは未勝利。震災以降は通常の夜間練習が出来ず、平日の朝の短時間だけの練習しか出来ていない。苦しいチーム状況ではあるが、”武蔵野の誇り”は夏場へ向けて士気を高めている。

(著者プロフィール)
龍星ひかる(りゅうせい・ひかる)
1985年、岐阜市出身。2005年に上京後、2008年からはJFLや地域リーグなど社会人カテゴリの魅力に惹かれ、ブログ『ここからJリーグ』にて観戦レポートを執筆。主な寄稿先にブログメディア『SPORTS PLANET』がある。

  Baydincydema

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