【試合予定 JFL】日本フットボールリーグ 第9節
5/3(木)に行われるJFL 第9節は以下のとおり。
13時 ソニー仙台FC vs 横河武蔵野FC(ユアテックスタジアム仙台)
~横河 プレビューコラム~
前節のY.S.C.C.戦に敗れた横河武蔵野FCは、中2日の連戦をアウェイ・仙台で戦う事となる。一方、前節は試合開催の無かったソニー仙台FCは休養十分で望むだけに、コンディション面では仙台にアドバンテージがあるだろう。共に今季は得点力に課題はあるものの、守備は固いだけに1点を争うゲームになることが予想される。ソニー仙台は金子進、横河武蔵野は飯塚渉、どちらのGKが無失点に抑えることができるか?に注目だ。
前節、セットプレーから2失点を喫した事に関して、DF瀬田達弘は「今シーズンはセットプレーからの失点が多いが、練習でも入念にマークの確認をしているし、守り方に問題があるとは思っていない。ある意味“事故”みたいな失点だったし、(セットプレーの失点が多いのは)自分達でも何故だろう?と思うくらい。」と振り返った。
「流れの中で相手にやられる、守備を崩されるシーンはほとんど無かった。攻撃に関しては自分達の形を作れているし、Y.S.C.C.戦も決定機は多かった。1点返せば2点、3点と追加点も取れると思っていた。」と、2点ビハインドで迎えたハーフタイムでは逆転勝ちの感触を持っていたという。
「(低迷した昨シーズンに比べ)今年はシーズン序盤に結果も出ているし、上位との勝点も離れているわけではない。自分達は充分やれるんだと信じて、次の試合に気持ちを切り替えたい。」
DFリーダーがこう語る一方で、前節の後半途中に投入されたFW小林陽介は「もちろん自分達も必死に戦っていたけれど、相手(Y.S.C.C.)の戦う気持ちが上回っていたんじゃないかと思う。」と、ベンチから試合を見つめながら、格下と思われる相手チームの捨て身とも言える“必死になって戦う姿勢”を感じていた。
確かに、ペナルティエリア内でシュートコースに身体を投げ出し、何度も横河のビッグチャンスを阻止していた。そしてY.S.C.Cの選手達は試合終了と同時にピッチに倒れこんだ。観客達には、この試合の勝者に相応しいのはどちらなのか、点差以上のものが伝わったはずだ。
今のチームに何が足りないか?の問いかけに対し、「勝利に拘る姿勢を自らのプレーで示したい。」と小林は自分に言い聞かせるように語った。「今のJFLは、ちょっとでも気を緩めたら(格下相手に)やられるリーグですよ。どのチームも力は拮抗していますからね。」と付け加える。
「(自分も含め)攻撃の選手がもっとゴールに拘ったプレーをしなければいけないし、確実に決めるところは決めないといけない。プラス、もっと前からボールを奪いに行くなり、しっかり引いて守ってから相手DFの裏を狙う形なり、チーム全体でハッキリとした戦い方を、ピッチの中で要求する必要があると思う。」
昨シーズンは3・11震災後の練習不足の影響もあってか、シーズン終盤までJFL残留争いを強いられた横河武蔵野FC。今シーズンは通常練習を含め、チーム作りは順調のようだ。前節の敗戦から「何が足りなかったのか?」を感じ取った選手達が多くいたならば、チームの結果にも自ずと繋がるだろう。
JFL 順位表(第8節 終了時)
1位 勝点16 AC長野パルセイロ
2位 勝点16 カマタマーレ讃岐
3位 勝点16 V・ファーレン長崎
4位 勝点16 FC琉球
5位 勝点16 ブラウブリッツ秋田
6位 勝点14 MIOびわこ滋賀
7位 勝点14 佐川印刷SC
8位 勝点13 Y.S.C.C.
9位 勝点11 Honda FC
10位 勝点10 横河武蔵野FC
11位 勝点9 SAGAWA SHIGA FC
12位 勝点7 ソニー仙台FC
13位 勝点6 HOYO大分
14位 勝点6 栃木ウーヴァFC
15位 勝点5 ツエーゲン金沢
16位 勝点2 藤枝MYFC
17位 勝点0 ホンダロックSC