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【試合結果 JFL】日本フットボールリーグ 前期 第1節

試合詳細>>2011第13回JFL前期第1節 vs. ツエーゲン金沢

《試合レビュー》JFL 横河武蔵野FC vs ツエーゲン金沢
キックオフと同時に、横河武蔵野FCが攻撃を仕掛ける。前半3分、MF高松健太郎のフィードにFW小林陽介が競り、こぼれ球をFW山下真太郎がシュート。相手GKにセーブされたが、ゴールへ向かう積極性が見えた。しかし、先制点を奪ったのはツエーゲン金沢だった。5分、FW平林輝良寛がドリブルでペナルティエリア手前まで持ち込む。DFをかわし右足で鋭いシュートを放ち、ネットを揺らした。ツエーゲンは16分にも、FW久保竜彦のパスから平林が反転してシュートを放った。横河も18分、高松のクロスを最後は山下がオーバーヘッドで狙う。31分には高松が左から中央へ切れ込んでシュートを放った。そして33分、高松から右サイドへ展開すると、MF林俊介がグラウンダーで折り返す。小林のシュートをGKが弾いた所を山下が詰め、横河が同点に追いついた。

1-1で迎えた後半17分、横河が逆転に成功する。右サイドからDF鹿野崇史がアーリークロスを入れる。小林が頭でコースを変えると、山下がトラップから左足を一閃、ゴールに突き刺した。ツエーゲンも負けていない。29分、MF菅野哲也が右サイドを突破し、グラウンダーのクロスを送るとMF古部健太が決め、試合は振り出しに戻った。横河も34分、右サイドを抜け出した小林が落ち着いて中央にパスを送ると、鹿野のスライディングシュートが決まり、再度突き放す。しかし、試合は終わらない。39分、菅野がドリブルからミドルシュートを放ち、ゴール右隅に決まった。結局試合は3-3で終了し、横河は最終戦を勝利で飾ることができなかった。

結果だけを見ると、今シーズンを象徴するような試合だ。しかし、積極的にゴールを狙い続けてのドローであり、悲観する内容ではなかった。3失点を喫したことは残念だが、何度もチャンスを作った。この日挙げた3得点は、ゴールを奪うという明確な意図が見えた。これは来シーズンに向け収穫になったのではないだろうか。

試合終了後の挨拶

キャプテン・DF瀬田達弘
「2011年シーズン、応援していただきありがとうございます。チーム関係者やボランティアスタッフの皆さんもありがとうございます。今年は残留争いなど、大変なシーズンでしたが、これを糧にして来シーズンも頑張りたいと思います。1年間応援ありがとうございました。」

依田博樹監督
「ご声援ありがとうございました。今年はホームで勝てず、残念な思いをさせてしまった1年でした。今日は選手達の意地を見せられたと思います。JFLはJリーグへの登竜門と言われていますが、私達は違います。そういったチームとは違う意義があります。来年も大好きなサッカーをやらせてもらいたいと思います。」

退団選手の挨拶

MF野木健司
「今シーズンで現役生活にピリオドを打ちます。チームは更に強くなろうという意識を持っていますので、ご支援よろしくお願いします。魅力的なクラブにしていくには皆さんの声援が必要です。」

MF長沼圭一
「5年間応援ありがとうございます。自分のわがままにも関わらず、このような場を設けてくれてありがとうございます。サッカーのおかげで今の自分があります。サッカーが大好きです。横河も大好きです。本音を言うとまだ体力はあります。走れなくなるまでこのチームでやりたかったですし、チームを強くしていくために使命も感じていました。このような決断をしたのは、新たな夢のためです。これからも横河を応援します。皆さんも応援してください。5年間ありがとうございました。」

(横河武蔵野FC監督・選手インタビューは3ページ目に続く)

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