#131 7/13 関東1部リーグ 後期 第3節 東京23FC vs エリースFC東京
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #131
5ゴール圧勝の東京23フットボールクラブ エリースFC東京に前期の借りを返す
7/13(土)18時 江戸川区陸上競技場
関東1部リーグ 後期 第3節
東京23フットボールクラブ 5-1 エリースFC東京
先週7/7(日)、全国社会人サッカー選手権大会の関東予選・決勝が各地で行われた。東京23フットボールクラブもエリースFC東京も、決勝戦に勝っていれば本大会出場が決まったのだが、結果は両チームともに敗戦。全社への切符を手にする事は出来なかった。
その為、この日の関東1部リーグの東京ダービーは、互いに仕切り直しという意味の試合となった。
前半終了間際の2点目が勝負の分かれ目に
「ペース的には悪くなかった」とエリース・檜山康監督が試合後に話したように、試合序盤の展開からは、大差のつくような結果は予想出来なかった。エリースは、相手の高い最終ラインの裏をFW高橋周大が積極的に狙う。この試合最初の決定機は前半13分、抜け出した高橋が右足で狙うも、惜しくもサイドネットに飛んだ。
対する東京23FCは、前回の対戦でエリースに2-5で敗れている。「悔しい思いは、サッカーでしか解消できない」とは、米山篤志監督の言葉だ。あの時のリベンジの意味合いもある試合を先に動かしたのは、東京23FCだった。17分、CKの流れから再びクロスが送られると、FW山本恭平が頭で合わせて先制点を奪った。そして前半終了間際には、またもCKの流れから山本が泥臭く押し込んで追加点を挙げる。
エリース・檜山監督は「あの失点が大きかった」と試合後に振り返っている。0-1のままなら良かったが、2失点した事で「無理をしなければいけなくなった(檜山監督)」というわけだ。
そして後半5分には、東京23FCが相手の心をへし折るゴールを決める。左サイドで受けたFW天野徹が、ドリブルで中央へ切れ込み右足を振り抜く。ボールを持ってからシュートまでの流れは、お手本のような流麗さで、ボールは綺麗にゴール右隅へ突き刺さった。