#113 4/27 JFL 第8節 横河武蔵野FC vs カマタマーレ讃岐
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #113
横河武蔵野FC 堅守速攻でカマタマーレ讃岐に喰らいつくも惜敗
4/27(土)13時 武蔵野市立陸上競技場
JFL 第8節 横河武蔵野FC 2-3 カマタマーレ讃岐
ゴールデンウィーク初日。暖かい日差しが心地よい青空の下、ここまで2勝2分3敗と11位に沈む横河武蔵野FCが、5勝1分1敗で2位につけるカマタマーレ讃岐をホーム武蔵野市立陸上競技場に迎えた。
前半5分、カマタマーレ讃岐がMF大沢朋也のゴールで先制する。ここ4試合、連続ゴールを決めている讃岐が、決定力を見せつける形となった。しかし2分後の7分、コーナーキックからのこぼれ球を横河武蔵野FC・DF瀬田達弘が押し込み、すぐさま同点とする。
追いつかれた讃岐は、MFアンドレアがドリブルでボールを前に運ぶも、2~3人でボールを奪いにくる横河の守備網を打開できずに、なかなかシュートまでいけず。37分、業を煮やしたアンドレアが横河DFを倒しイエローカードをもらったのは、横河の守備が組織的に機能している象徴的な場面だった。
逃げる讃岐 追う横河と言う展開に
攻撃の場面でも、横河はクロスボールからのセカンドボールを拾い、最後はシュートで終わるなど、テンポよく試合を運ぶ。しかしゲームの流れを引き寄せていた前半終了間際に、讃岐・FW木島良輔にドリブルで切り込まれ中央に折り返しのパス、詰めていたアンドレアにゴールを決められる。ここまで機能していた守備組織を個の力で崩され、再び讃岐にリードを許した。チーム全体で守り、ボールを奪った時は縦に素早く攻める、という横河らしいサッカーが出来ていただけに、終了間際に個人技から決められたのは非常に残念だった。
両チーム交代無しで始まった後半。横河は、9分にドリブルで切り込んだFW冨岡大吾のクロスをMF小野祐輔が合わせて、再び2-2と同点に追いつく。逆転を狙う横河は、フリーキックから冨岡が相手DFを引きつけ、フリーとなったDF小山大樹がヘディングでゴールを狙うもシュートは枠を外れる。
しっかりと引いて守る横河に対し、讃岐は交代で入ったFW岡本秀雄が動き回り、流れを変えようとする。そして19分、クロスにFWアランが頭で合わせ、ポストに当たった跳ね返りをMF綱田大志が押し込み、讃岐は3度目のリードを奪った。
横河は小野に代えてFW小林陽介を、小山に代えてMF加藤正樹を投入し、流れを引き戻そうとするが、サイドや裏のスペースにボールが渡る前にカットされてしまう。冨岡のポストプレーから交代で入った小林がシュートを打ち、ネットを揺らすも判定はオフサイド。横河は残り時間がわずかとなってからも、ロングボールやセットプレーで必死にゴールを狙うが、そのままカマタマーレ讃岐が逃げ切った。