【試合予定 関東社会人】第46回 関東社会人サッカー大会 準決勝

11/24（土）に行われる第45回 関東社会人サッカー大会 準決勝は以下のとおり。

準決勝
①11時　坂戸シティ－ vs 青梅フットボールクラブ（熊谷スポーツ文化公園陸上競技場）
②13時30分　アルドール狭山 vs VONDS市原（熊谷スポーツ文化公園陸上競技場）

～試合プレビュー～
関東社会人サッカー大会は準決勝を迎えた。坂戸シティー、青梅FC、アルドール狭山、VONDS市原がベスト4に進出し、関東2部リーグ昇格を争う。

第一試合は、坂戸対青梅。悲願の関東リーグ復帰を狙う青梅は、苦しみながら勝ち上がってきた。1回戦は先行を許す中、エースのFW岩田朗のハットトリックで勝ち上がる。翌日に行われた2回戦は、まさかの展開だった。強力な攻撃を全面に押し出し、前半だけで3-0とした。危な気なく準決勝進出を決めるかに思われたが、後半に入ると歯車が狂い始める。立て続けにゴールを許し、同点に追いつかれてしまった。

試合終盤にMF笹栗史人の得点で何とか勝利を収めたものの、チーム全体の守備に不安を残す結果となった。だが、薄氷の勝利は言い換えれば、悪いながらも勝ち切れている証でもある。「勝ち切れた事はこの後に繋がる」と岩田が言うように、次のステージに駒を進めたことをポジティブに捉えている。

準決勝に向けて北原由監督は、選手のコンディショニングとメンタルが重要と話す。特にメンタル面は、しっかり整えておきたい所だ。3-0で前半を折り返した2回戦、ハーフタイムにもう一度気を引き締めながら後半に追い上げられた。関東大会の難しさもあったはずだが、このような不安定な戦いでは優勝は難しい。いかに平常心で試合を戦えるかが、青梅の勝利の鍵となるだろう。

第二試合はアルドール対VONDS。今大会、優勝候補の筆頭に挙げられているのがVONDSだ。市原市サッカー協会が主導して作り、強化を進めている。VONDSというチーム名になってからは初めての関東大会だが、既にライバル達からは警戒の対象となっている。　「そういうのは耳にしている」と、林洋一監督は言う。だが、こう続ける。　「その中で勝つのは大変なことだが、1試合1試合良いサッカーで勝ちたい」と、自分達の力に確かな自信がある様子だ。

「スタッフには見てもらっていますけど、自分達のサッカーができればと思っているので」と、監督自身は他チームの情報はあまり持っていないと言う。そんなVONDSのスタイルは、ボールと人を動かす攻守に迫力のあるサッカーだ。速いテンポでパスを繋ぎ、多くの選手がゴール前へなだれ込む攻撃。球際の強さをベースとした、相手に食らいつく守備。攻守両面でアグレッシブなプレーが見られる。昇格最右翼と目される千葉の新興勢力は、このまま突き進むことができるだろうか。

 
なお、翌日11/25（日）に行われる3位決定戦・決勝は以下のとおり。

3位決定戦 11時　①の敗者 vs ②の敗者（熊谷スポーツ文化公園陸上競技場）
決勝　13時30分　①の勝者 vs ②の勝者（熊谷スポーツ文化公園陸上競技場）

優勝チーム・準優勝チームは、JFLと関東リーグ1部・2部の結果により無条件又は入れ替え戦により、翌年度の関東リーグ2部に昇格することができる。