#78 9/15 関東リーグ1部 後期 第7節 FC KOREA vs S.C.相模原
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #78
FC KOREAは関東1部残留に向けて待ったなし
両者の気迫が出た試合はS.C.相模原が完勝し、関東1部リーグ初優勝を果たす
9/15(土)16時 赤羽スポーツの森公園競技場
関東サッカーリーグ1部 後期 第7節
FC KOREA 1-4 S.C.相模原
互いにこの試合に懸ける気持ちは強い。FC KOREAは1部残留争いの渦中にあり、S.C.相模原は優勝が懸かっていた。そんな漲る気合をピッチでうまく表現したのは、相模原の方だった。
球際の強さを全面に押し出して相手の自由を奪う。「前に対戦した時より縦に速かった」とKOREA・FW朴世訓が話したように、相模原はスピードのある攻撃で相手ゴールに迫った。
追いついた直後の失点が悔やまれるKOREA
前半10分、相模原・MF曽我部慶太が抜け出してクロスバー直撃のシュートを放つ。そして18分、曽我部のコースを狙ったシュートがゴール左隅に決まり、流れを掴んでいた相模原が先制点を奪った。
しかし、防戦一方だったKOREAも反撃を見せる。22分、相手ディフェンスラインの裏へ抜け出したFW権載龍が、GKの飛び出しをあざ笑うかのようにゴールに流し込んだ。
押し込まれる展開ながら、同点に追いつくことができた。しかしわずか5分後、再び相模原に勝ち越しゴールが生まれる。27分、ライナー性のフリーキックをKOREA・GK李成珍がキャッチできない。そこを相模原・DFファビオ・アギアールが押し込み、ネットが揺れた。
31分には、左からのパスをMF菅野哲也がフリーで受けると、相手GKの逆を突くシュートで3点目。その8分後にも、流れたクロスボールを拾って作り直すと、最後はFW鈴木淳が決めて4点目を挙げた。
後半は、スコアが動くことはなかった。試合終盤、朴が渾身のボレーシュートを放つも相手GKの正面に飛んでしまった。KOREAとしては、前半に比べれば攻撃が形になることがあったが、スコアを動かすことはできなかった。