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#56 7/1 全社 関東予選 Cブロック準決勝 FC KOREA vs 坂戸シティ

『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #56

地力の差を見せたKOREAが初戦突破!次の相手はSC相模原

7/1(日)15時 全国社会人サッカー選手権大会 関東予選 Cブロック準決勝
FC KOREA 8-1 坂戸シティ 駒沢補助球技場

関東リーグ1部のFC KOREAにとって、全社出場に向け、いかに良いスタートを切れるかが重要だった。埼玉県社会人1部リーグに所属する坂戸シティとの力関係を見ても、この試合の焦点は、KOREAがいかに勝つかという所にあった。

立ち上がりから、KOREAがラッシュをかける。1.5列目に入ったFW朴世訓を起点にピッチを広く使って攻める。前半12分、ペナルティエリア内で崩し、折り返しをMF崔光然が押し込んで早くもリードを奪う。

24分にも、この日ワントップに入ったFW金度祐がネットを揺らし2点のリードを奪った。ところが、坂戸シティが抵抗を見せる。31分、ゴール前のこぼれ球を押し込み、1点差に迫ったのだ。それでも、地力に勝るKOREAが相手の可能性を摘み取る。40分、金がこの日2点目を決め、2点のリードを奪って前半を折り返した。

5分間で4ゴールと攻撃が爆発

後半のKOREAは圧倒的だった。坂戸シティの反撃の糸口すら掴ませず、ワンサイドゲーム展開。圧巻だったのは21分から26分までの5分間。このわずかな時間で、一気に4ゴールを叩き込んだのだ。口火を切ったのがFW権載龍。ミドルシュートが相手GKのファンブルによりゴールイン。2分後には、朴がゴールほぼ正面からのFKを直接決める。そこから朴と金がそれぞれゴールを奪った。

「4点目が入れば相手の心は折れる。」 ハーフタイムにそう話し合っていたそうだが、まさにその通りの展開となった。アディショナルタイムにもゴールを奪い、結局8-1でKOREAが次のトーナメントに駒を進めた。どう勝つかという部分に視点を当てても、悪くない結果と言えるだろう。

攻守の繋ぎ役からフィニッシュまでもこなすFW朴世訓

FC KOREAを何度も見ているわけではないのだが、朴には前線で怖さを発揮する選手、いうイメージを持っていた。東京カップでは体中からギラギラしたオーラを纏いながら、相手守備陣を恐怖させていたからだ。力の限り放つシュートはスピードとパワーがあり、「ズドン」という音が聞こえてくる。中盤まで下がって組み立てに参加する場面もあったが、前を向いたら必ずゴールを目指す。ストライカーらしい選手だ、という感想を持っていた。しかし、実際はもう少し下がった位置でプレーする選手のようだ。

「前はボランチをやっていて、その時は全体を見て、攻守のつなぎ役としてプレーしていました。」

ここ数試合、この日と同じ1.5列目でプレーしている。ゴールへの意識が高まる。

「前でプレーするからにはシュートは意識しています。ゲームを作るというよりはゴールを目指しています。」

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