#46 6/2 関東リーグ1部 前期 第9節 FC KOREA vs 東邦チタニウム
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #46
6/2(土)16時 赤羽スポーツの森公園競技場
関東サッカーリーグ1部 前期 第9節
FC KOREA 1-4 東邦チタニウム(株)サッカー部
7位・FC KOREAと8位・東邦チタニウム(株)サッカー部の一戦は、4ゴールを奪った東邦が勝利を収めた。勝点1上回っていたKOREAだったが、この敗戦で東邦と順位が逆転した。
球際で後手に回る、らしくない前半
お互いに静かな立ち上がりだったが、ファーストシュートを放った東邦が圧力を強めていく。先制点を奪ったのも、アウェイチームだった。前半10分、東邦のFKがペナルティエリア内へ飛ぶ。これをKOREAの選手がヘディングでクリアしようとするも、しっかり跳ね返すことができない。こぼれを拾った東邦が混戦の中で繋ぎ、最後はFW和田直樹が頭で押し込んだ。
早い時間帯での失点を許したKOREAだったが、落ち着きを取り戻して反撃を試みる。しかし、自陣では楽にパスが回るものの、相手陣内に入ると東邦の厳しいディフェンスにあう。17分にCKを得るも、クリアからカウンターを浴び、一転してピンチになった。フィニッシュはオフサイドの判定だったが、きれいな速攻を見せられた。
守備では、激しく的確なプレスが影を潜めた。自陣に相手が攻め込んできてもなかなか止められない。
GK李成珍からは「体を当てろ!」と指示が飛ぶ。
しかし21分、ゴール正面でFKを与えてしまう。東邦・MF杉山拓也の右足から放たれたキックは、壁を超えゴール右へ突き刺さった。
GKも懸命に飛んだが、届かなかった。ゴール自体は褒めるしかない抜群のものだったが、ファウルを犯した場面は問題だった。東邦・MF志村優がボールを持った時、周りにはKOREAの選手が4人いた。
厳しくチェックに行くことはもちろん重要だが、ファウルでなければ防げない場面でもない。相手のダイブのようにも見えたが、突破を仕掛けてきた志村が一枚上手だった。