TOP>>レポート>>MATCH OF THE WEEK>> #111 4/14 JFL 第6節 横河武蔵野FC vs Y.S.C.C.
matchreport

#111 4/14 JFL 第6節 横河武蔵野FC vs Y.S.C.C.

31分、FW井上和馬がFW松田康佑とのワンツーで抜け出し、左足で冷静にゴール。4分後にも井上がネットを揺らして3-0とする。Y.S.C.C.の攻撃は終わらない。38分に左サイドを崩してMF友澤剛気が決めると、45分に松田が駄目押しの5点目を奪って試合終了。

後半は風下での戦いだったY.S.C.C.だが、その中で5ゴールを決めた事は評価に値する。大量得点の要因は何だったのだろうか。松久純監督は、選手達の“トライする気持ち”を挙げた。

「風でボールが戻されるので、繋いでいこうと。相手もわかっている中でトライした事が、結果的に風下でも点が取れた要因のひとつだと思います」

前半は風上だった事もあって、長いボールを蹴る回数が多かった。風下に立った後半は、しっかりパスを繋ぎながら丁寧に攻撃を組み立てた。環境の変化に対応し、トライし続けた事が快勝を手繰り寄せた。

一方の横河は、あれよあれよという間に失点を重ねてしまった。選手交代も行い状況を打開しようとしていたが、効果が出たとは言い難い。後半途中に訪れたチャンスが決まっていれば、試合の行方はわからなかったかもしれない。横河は今シーズン最多失点を喫し敗れた。次節に向けて気持ちを切り替えて欲しい。

試合後の監督コメント

横河武蔵野FC・吉田康弘監督

-試合を振り返っていかがですか?
「結果が全てを物語っていると思います。真摯に受け止め、再度、選手達と共に一からチームを作っていきたいです」
-後半5失点、要因はどの辺りにあると思いますか?
「全体的に動きが硬かったと感じます」
-次節へ向けて一言お願いします。
「ここでもう一度仕切り直し、次節へ気持ちを切り替えていきたいと思います。再度トレーニングから積み上げて行きたいと思います」

Y.S.C.C.・松久純監督

-後半に一気に5点を奪いましたが?
「連敗をしていましたし、選手達も危機感を持ってやってくれたと思います」
-風下の後半の方が内容としては良かったと思いますが?
「押し込まれる事を覚悟してピッチに入ったと思います。うちのGKがゴールキックの時にゴロでディフェンスの選手に出しているんですね。長いボールを蹴っても風で戻されるので、繋いでいこうと。相手もそれはわかっている中で、それでもトライしようという意図は大事だと思います。トライした事が、結果的に風下でも点が取れた要因のひとつだと思います」
-今日の大勝を次節以降どのように生かしていきたいですか?
「良い部分を次に繋げていきたいです。5点取れたからOKということではなく、5点はおまけだと思って、また気を引き締めていきたいと思います」

(了)

◆前後のページ | 1 2 |