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#86 10/13 全社 1回戦 東京23FC vs 三菱重工長崎SC


延長戦の末に何とか初戦を突破した東京23FC

試合が進むに連れて両チーム共にプレーの激しさが増し、怒りを露にする選手達。判定に苛立つ者も出てきており、レフェリーの手綱捌きが大事になりそうな様相を呈していた。

40分ハーフの前後半を終えても決着はつかず、試合は延長戦に突入した。同点のまま迎えた延長後半3分、DF山村和士の左CKに走り込んだ中山が頭で合わせ、東京23が遂に逆転勝ちゴールを奪った。

ここから試合は更に荒れていった。肘打ちを食らい倒れる者がいれば、相手選手を突き飛ばす者もいた。両チームともヒートアップし過ぎた印象を受ける。

どちらにも言い分はあるはずだが、やり過ぎな面があった。レフェリーが試合をコントロール出来れば良かったが、異様な雰囲気に呑まれてしまったのか、試合を正しい方向に軌道修正することが出来なかった。互いに好選手が何人もいる両チーム。攻撃の迫力も守備での粘りも、見るべきものは多かった。それだけに、終わり方が少々残念な試合ではあった。

勝利した東京23FCは、もう一度気持ちを引き締めて、全社の連戦に取り組む必要がある。

 
試合後の東京23FC・米山篤志監督コメント

-厳しい試合でしたが?
「選手達は素晴らしかったです。明日に繋がる戦いをしてくれたし、申し分なかったと思います。全国から社会人のトップが集まる大会なので、シナリオ通りにはいかない。5連戦のイメージも持てていませんが、選手達は気持ちを持ってやってくれています」

-メンバー選びなど、今日は5試合を通して考えた中でのプランニングだったのですか?
「もちろん、そのつもりです。全員で5日間を勝ち切るためのスタートでしたし、同じ選手が全試合フルではできない。今日も、前半で決着をつけて思い通りの選手交代ができれば良かったのですが、延長戦まで縺れてしまって、いきなり総力戦になってしまいました」

-相手は、米山監督より歳上の選手(MF原田)も出場していましたが?
「試合を読む力を見せつけられました。ここで落ち着かせるとこれだけ変わるというのを見せられたし、だからウチは困った。今日は中盤で負けていました」

(了)

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