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#64 7/29 関東リーグ2部 後期 第5節 東京23FC vs ACアルマレッザ飯能


「失点の予兆はあった」(米山篤志監督)

「いらない失点だった」と試合後に米山監督が振り返ったように、圧勝の結果に水を差す形となってしまった。予兆はあったという。

「センターバックはゴールを決めたし、点差も開いていてもっと取りたいと思ったのかもしれない。簡単に前に出ていく場面があった。キーパーも余裕からか分からないけれど、少し判断が鈍かった。前半からそんな雰囲気があった」

良い時間帯にゴールを挙げ続け、気持ち的にも“もっと”という空気があったのかもしれない。センターバックが攻め上がることで、攻撃に厚みが生まれたのも事実。しかし、本職の守備を疎かにしてしまっては、得点という結果も霞む。この日の失点は教訓にしなければならない。

今節、日立ビルシステムが敗れた為、リーグ首位に立った東京23FC。今年は関東2部リーグ優勝(関東1部昇格)だけでなく、2年連続の全国社会人サッカー選手権大会の優勝(全国地域サッカーリーグ決勝大会に出場)と、東京都サッカートーナメント優勝(天皇杯・東京都代表として出場)という大きな目標も視野に入っている。 “勝ちながら学べる”と、米山監督は常々言っている。この日も試合には勝った。その中で甘さを反省し、次に活かさなければならない。

試合後の監督・選手コメント

東京23FC・米山篤志監督
-試合を振り返っていかがですか?
「前期負けた相手で、今回も難しい試合になると想像していました。僕も選手達も、同じ相手に2度負けたくないですし、その気持ちをプレーに出すよう話していました。良い時間帯に点が取れて、楽に試合を進められました。ぽんぽんと得点できたことが結果に繋がったと思います」
-後半終盤に失点しましたが?
「いらないですね、本当にいらない。5点取っても、1失点したらチームにとってマイナスになってしまいます。予兆はありました。センターバックはゴールを決めたし、点差も開いていて、もっと取りたいと思ったのかもしれない。簡単に前に出ていく場面があった。キーパーも余裕からか分からないけれど、少し判断が鈍かった。前半からそんな雰囲気がありました。僕の心配が憶測のままで終わるようにしてほしい。まだ甘さがあります」
-天皇杯の予選が始まりますが?
「カテゴリーが違うチームと対戦するので楽しみです。しかも相手は大学1部の首位で力があるので、どういう戦いが出来るか楽しみですね。ただ、この試合に向けて準備はしますけど、役者は選手ですから」

東京23FC・MF猪股聖哉
-試合を振り返っていかがですか?
「前期負けているので、入りを集中して押し込んで行こうと話していました。良い時間帯に点が取れて、スムーズに試合に入れたと思います」
-今日は前線に飛び出していくプレーが少なかったように思いますが?
「田村がどんどん前に行くタイプなので、僕も一緒に上がるとバランスが崩れて安東さんに負担がかかってしまう。なので、あまり上がらずに真ん中にいるようにしました」
-CKからアシストを決めました
「最近あまりキックがうまくいってなかったんですけど、この前FKを決めて感触をまた掴んだかなと思います」

(了)

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