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#58 7/14 チャレンジリーグ 第15節 スフィーダ世田谷FC vs ジュ ブリーレ鹿児島


ゴール量産中の長澤が、決勝点を挙げる

攻め込みながらも決定打が出ない展開の中、試合を決めたのが、2戦連続ゴール中の長澤だった。後半24分、右からのクロスを相手ディフェンダーがクリアミス。このボールに素早く反応した長澤が、滑り込みながらシュートを放つ。ふわりと浮いたボールは、GKの頭上を超えてゴールへと吸い込まれた。前節のハットトリックを含め3試合で5ゴールを荒稼ぎ中だ。この日のゴールを、長澤は笑みを浮かべながら振り返る。

「一対一で抜いてシュートといった格好良いゴールより、スライディングで泥臭く決める方が得意なんです」

献身的なプレーでチームに貢献する19歳は、得点を挙げられている理由をこう語る。 「フォワードをやるようになって動き方も分かってきたし、ゴールに向かってどう入っていけば良いか、タイミングを掴めるようになった」

2トップでコンビを組む石渕との相性も良い。中央で虎視眈々とゴールを狙う石渕、サイドに流れてチャンスメイクもこなす長澤。各々の役割をこなす事で、チャンスを作ってきた。そして長澤は、石渕とのコンビを更に熟成させていこうとしている。

「ブチさんとは国体でも2トップを組んでいたので、何をしたいのか大体わかる。今は国体の時ほど二人で崩せていないので、これからは二人だけでも崩していけるようにしたい」

この日も散見されたように、ボールロストが多いのは改善すべき課題だ。しかし、試合の中で修正できる事も示した。後半は前半よりもボールが収まるようになった。「前半から出来なかったのが悔しい」と本人は話したが、この向上心があれば、更なる成長が望めるだろう。長澤優芽はスフィーダで進化を続ける。

試合後のスフィーダ世田谷FC監督・選手コメント

川邊健一監督
-試合を振り返っていかがですか?
「負けるとは思っていなかったです。いつか入るだろうと。まぁ簡単に総括すると、試合内容が終わってました」
-特に前半、縦に急ぎすぎているような印象を受けました。
「縦と横の使い分けが出来ていなかったです。相手の逆を突くようなプレーがなかったと思います」

MF田中真理子
-ダブルボランチの一角でスタートし、途中からアンカーになりましたが?
「中継地点になってパスを散らしたかったんですけど、相手がマンツーマンで来ました。そこを攻略できなかったんですけど、ポジションを変えてからフリーになる機会が増えました」
-ボランチとして意識していることは何ですか?
「なるべくミスをしないで、広い方を使うようにしています。前線に飛び出したりというプレーはやらなきゃダメなんですけど、まだあまり出来ていません」

FW長澤優芽
-ゴールを振り返っていただけますか?
「一対一で抜いてシュートみたいなゴールより、今日みたいにスライディングで泥臭く決める方が得意なんです」
-得点を重ねている要因は何ですか?
「シーズンの最初はサイドバックもやっていましたが、フォワードもやるようになって動き方がわかってきた。ゴールに向かってどう入っていけば良いか、タイミングを掴めるようになったと思います」
-石渕選手との2トップについてはどうですか?
「ブチさんとは国体でも2トップを組んでいたので、何をしたいのかだいたいわかります。今は国体の時ほどふたりで崩せていないので、これからはふたりだけでも崩していけるようにしたいです」

(了)

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