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#37 4/29 高円宮杯プリンスリーグ 第3節 FC東京U-18 vs 山梨学院大付属高

終盤のゴールで追い上げる

後半も、F東京はパスを回しながらゴールを目指す。しかし相手の寄せが早く、思うようにボールを運べない。奪われ方も悪く、攻撃陣の意識と身体がゴールに向いた所でロストすることが多かった。そして、奪われてはショートカウンターを仕掛けられる。キャプテンであり、チームのコンダクターであるMF野沢英之も、この日はゲームをコントロールすることができなかった。

それでも後半終盤、相手の足が止まり出すと、F東京にもチャンスが訪れる。37分、MF川上翔平のスルーパスに抜け出した岩田が、左足で狙うもわずかに枠を逸れた。前半は主に左サイドでプレーしていた川上が、後半は中央にも顔を出すようになっていた。そして40分、ようやく1点を返す。中央から川上がドリブルで相手を抜いていく。ラストパスを受けた途中出場のMF高橋宏季が、相手GKの重心を冷静に見てからゴールへ流し込んだ。

 
しかし同点、更に逆転には残り時間が少なすぎた。試合は3-2で山梨学院が勝利し2連勝。逆にF東京は2連敗となってしまった。中3日ですぐにまた試合がある。次こそは勝って、3連敗だけは阻止しなければならない。

試合後の監督コメント

本吉剛監督
-試合を振り返っていかがですか?
「前半が悪すぎました。3点取られると、そこから勝ちに持って行くのは厳しい所があります。ビルドアップしながら突破していこうと言っていたのですが、相手の体の強さでケアされてしまいました。」
-ハーフタイムにはどのような指示を出したのですか?
「サイドチェンジなどで展開して、一対一は仕掛けよう、クロスには飛び込んでいこうと話しました。相手の強さに対して、キープしたりギャップを突いていこうと。3点取られていたので、後ろの方も余らせずにやりました。」
-MF二瓶翼選手の不在は影響しましてか?
「ここ2試合は試合に出ていましたし、影響はなくはないと思います。でも彼にとっては、代表に選ばれて海外の選手と対戦するというのは、プリンスリーグとはまた違う刺激があると思います。短期的に見れば、チームにいてくれた方が良いかもしれませんが、代表に行くことで逞しくなってくれればと思います。」
-トップチームと同じコンセプトでやっていますが、進捗状況はいかがですか?
「まだまだですね。戦術以上に、まずは止めて蹴るだったり、グループでのコンビネーションの精度を上げないといけません。運動量が必要なスタイルですし、足下だけでなく追い越していくことが大切です。トップチームのサッカーと同じようにやりたいですし、そこがブレることはありません。」
-次節に向けて一言お願いします。
「中3日ですけど、やることは変わりません。連敗してしまったので、次の試合は勝ちたいと思います。」

(了)

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