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【練習レポート 2/21】チャレンジリーグ・スフィーダ世田谷FC

2月21日に行われたチャレンジリーグ(なでしこリーグ2部)のスフィーダ世田谷FCの練習レポート

攻撃陣と守備陣で分かれて練習がスタートし、守備陣はラインの上げ下げを入念にチェックしていました。なでしこリーグ昇格には、攻撃はもちろん守備の安定が不可欠。昨シーズン、スフィーダの失点は37。リーグ全体を見ればもっと多いチームはありますが、トップ5の中では最多です。守備の強化はスフィーダにとっては重要課題のひとつで、川邊健一監督も付きっ切りで指導にあたっていました。そんなディフェンスラインに、長澤優芽選手の姿があります。

昨シーズンはフォワードとして7ゴールを挙げましたが、開幕の頃は右サイドバックで出場していました。「久しぶりですけど、少しずつ感覚が戻ってきています」と、本人は笑顔を浮かべます。通っている専門学校で実習があり、最近は練習に来られない日もあったそう。実習も無事に終わり、「サッカーが出来るのが楽しい」と、また思い切りプレー出来る事を喜んでいました。

まだ誰がレギュラーかは分かりませんが、ある程度の目星は付いてきています。レギュラー組と思われるチームでダブルボランチを組んでいるのが、田中真理子選手と冨山瞳選手。昨シーズン、田中(真)選手は主力としてプレーしましたが、それが自身の成長に繋がったそうです。「1年通して試合に出られて、みんなからも『安定したね』と言われます。昔はプレーに波があったんですけど、それも少なくなってきたと思います」

金髪が印象的だった冨山選手ですが、この日は黒髪になっていました。理由は「気分」とのこと。そんな彼女は新加入ですが、何年もスフィーダでプレーしているかのような安定ぶりを見せています。「最初は戸惑いました」と本人は言いますが、自身のプレースタイルにスフィーダのサッカーは合っているとも。「出身の大和シルフィードもパスを大事にしていたので、その意味ではスンナリ入れたかなと思います」

ダブルボランチにお話を聞きましたが、「お互いタイプが似ている」と2人とも答えています。最初は動きが重なる事もあったそうですが、それも解消されつつあります。崩しのアイディアをいくつも持つスフィーダ。フィニッシュの局面を多く生み出すには、中盤センターの舵取りが重要です。リーグ開幕までに更なるコンビネーションの進化に期待したい所です。

(了)