【試合結果&レポート】東京都社会人サッカーチャンピオンシップ 2次戦
3/25(日)に行われた東京カップ・2次戦 準決勝の対戦カードは以下のとおり。
※会場は全て赤羽スポーツの森公園競技場
12時45分 東京23フットボールクラブ 1-0 FC KOREA
前半4分、東京23FCが最初のチャンスを作る。右サイドからFW田村聡がクロスを送ると、ファーサイドでMF三沢慶一が折り返す。FW山本恭平が合わせるも、相手GKにブロックされる。28分、素早い攻守の切り替えから速攻を仕掛ける。山本恭、田村のパス交換から最後はMF渡邉敬人が狙う。FC KOREAは相手3バックの両サイドを徹底して突く。特に右サイドを起点に攻め、チャンスを作る。ロスタイムには、右サイドを崩して中央でシュート。しかし、相手選手が戻りゴールライン手前でクリアされてしまった。
後半に入ると、東京23FCは細かく繋いで攻め手を伺う。加えて、セカンドボールも拾えるようになり、ポゼッションを上げていく。しかし16分、自陣ペナルティエリア手前でのルーズボールを、味方同士でお見合いしてしまう。相手に奪われ、シュートを許すもクロスバーに助けられた。ピンチは続く。21分、左サイドを抜け出されシュートを打たれるも、GK平川正城が防ぐ。両チーム得点が奪えないまま迎えた25分、均衡を破ったのは東京23FCだった。スローインを小林が落とし、田村が右サイドをドリブルで抉ってグラウンダーのクロスを送る。これを中央で山本恭が蹴り込み、ネットを揺らした。この1点を守りきった東京23FCが、決勝進出を果たした。
両チーム互角の試合だった。東京23FCがポゼッションで上回れば、KOREAも手数を掛けず鋭い攻撃を仕掛けた。その中で、チャンスを確実に決めた東京23FCが勝利を収めた。
15時 (株)日立ビルシステムサッカー部 1-2 三菱養和サッカークラブ
試合は、互いにゴール前まで攻め込む展開となった。33分、三菱養和サッカークラブがクロスボールをヘディングシュートも、相手GKがセーブ。39分には、(株)日立ビルシステムサッカー部にチャンス。左サイドからのクロスボールに合わせるも、養和GKが防ぐ。両チームとも、GKの好セーブにより得点を奪えない。しかしアディショナルタイム、養和がビッグチャンスを迎える。FKを直接狙うと、壁に入っていた日立の選手が手で弾いてしまう。これによりPKを獲得した養和が、冷静にGKの逆を突いて先制した。スコアレスで終わるかと思われた前半は、思わぬ形で養和リードで終わった。
決して簡単にボールを蹴らない養和は、個々の技術力を活かしてゆっくり丁寧にパスを繋ぐ。常に相手の逆を取ろうとする工夫が見える。対する日立も、サイドから鋭く迫力ある攻めで、少ないチャンスをゴールに結びつけようとする。だが、ボールを追い回す時間の長かった日立に、次第に疲れが見え始める。相手への反応が遅れ、突破を許してしまう。そして後半18分、養和が突き放す。流れるような崩しから、ペナルティエリア内に侵入。最後はシュートフェイクで相手GKの逆を突いてラストパス。無人のゴールに流し込み、2-0とした。
アディショナルタイム、日立が抵抗を見せる。ペナルティエリア内にロングボールを送り込むと、相手が対応にもたつく。先にボールに反応し、押し込んだ。1点を返した後にも、相手がクリアせずに繋ごうとしたボールを奪い、シュートを狙う。しかし、わずかにゴール右へ外れ万事休す。先週の試合では持ち味を出せなかった三菱養和サッカークラブが、パスを繋ぐサッカーを貫き決勝へ駒を進めた。
この結果、東京カップ・2次戦 準決勝の対戦カードは以下のとおりとなった。
4/1(日)
決勝 (会場は大井第二球技場)
10時 東京23FC vs 三菱養和サッカークラブ
2次戦トーナメント優勝チームには、天皇杯・東京都予選の社会人代表として出場権が与えられる。