【試合結果 全社】全国社会人サッカー選手権大会 1回戦
10/15(土)に行われた1回戦の結果は以下のとおり。
11:00 エリースフットボールクラブ東京 vs 三菱重工長崎SC(古川ふれあい広場V)
11:00 FCマキシマ vs 東京23フットボールクラブ(古川ふれあい広場X)
エリースFC東京は前後半をスコアレスで終えたが、延長前半開始直後に失点し、0-2で敗れた。
東京23フットボールクラブは前半4分に先制すると前後半1点ずつを追加し、3-0で勝利した。
10/16(日)に行われる2回戦の試合は以下のとおり。
13:30 FC刈谷 vs 東京23フットボールクラブ(古川ふれあい広場V)
《試合レビュー》全社 エリースフットボールクラブ東京 vs 三菱重工長崎SC
試合が開始されてからすぐに、エリースFC東京の選手たちの体が重いのが分かった。選手達は少なくとも試合前は気丈に振舞ったが、試合中はボールに対する反応が一歩出遅れる場面が顕著に表れる。思うようにパスがつながらない時間帯が続いた。 東京から飛騨市までの長距離移動にも関わらず、今日の朝到着した選手もおり、仕事の都合で明日しか到着できない選手も多いと聞いた。MF登録の深澤良をワントップで起用したのも、FWが揃っていない事情があった。
控えのフィールドプレイヤーは3人で、うち1人は選手登録されていたコーチ。エリースは必要最小限の戦力での試合を強いられていた。
三菱重工長崎SCは細かいところで嫌なプレーをするチームだった。ペナルティティエリア内でファウルを誘うなどのプレーを仕掛けて来た。しかしエリースは一度たりとも集中を切らさず、重工長崎に決定的な場面を作らせない。マイペースを貫いたエリースはコンディション不良ながら、前半37分には深澤が縦パス1本で抜け出してシュートは放つなど、ゴールに迫る場面を作った。前半をスコアレスで終える。
後半戦も試合は大きく動かない。エリースは選手を入れ替えながらトップの枚数を増やし、高い位置での守備を心がける。前線から最終ラインまで満遍なくボールを追いかけては重工長崎の攻撃を防ぎ続け、カウンターを狙い続けた。エリースは厚みのある攻撃こそ仕掛けられなかったが、後半戦も無失点で終えた。最小限の選手で最大限のプレーを見せたエリースは九州リーグのチームを相手にスコアレスのまま前後半80分間の戦いを終えた。このまま粘りきれれば、一つのチャンスで勝てるかもしれない。20分間の延長戦に期待が持てる戦いぶりだった。
期待をもって延長戦を迎えられたと思ったが、これがエリースの限界だった。 延長後半1分に右サイドのクロスから頭で合わせられ失点をしてしまうと、直接FKから2失点目を許してしまう。失点して迎えた延長後半には前線の枚数を増やして失点覚悟の攻撃的姿勢を見せる。深澤が縦パス1本で抜け出してループシュートを狙うなど、ゴールに迫る場面は最後まで作り続けた。しかしエリースがどれだけ攻めの形を作っても、余裕をもって守る重工長崎の守備は崩せなかった。エリースは健闘したが、無得点のまま全社1回戦で姿を消した。
エリース・小宮敏裕監督
「最悪のコンディションでした。その一言です。(前後半80分を無失点で終えましたことにかんして、)相手も(実際は)強くないチームだったからね。これぐらいの相手だったら勝たないと。今日来れない選手もいる中、1点とって守って、明日に備えようと考えていたんでけど残念です。」
エリース・FW深澤良
「FWというポジションは経験もあったし、自信もあった。自分の得意な裏に抜けるプレーでシュートを打ち、点につながればチームに流れを持ってこれたらよかった。悔しいです。前半立ち上がりとか、失点した延長前半の立ち上がりにゲームに入り来れてないのがチームの課題。これから関東1部で戦う訳ですけど、この点は修正できたらと思います。」