TOP>>ニュース>>KSL関東リーグ>> 【試合結果 関東リーグ】関東サッカーリーグ 後期 第7節

【試合結果 関東リーグ】関東サッカーリーグ 後期 第7節

《試合レビュー&選手・監督コメント》 関東リーグ2部 エリースFC東京 vs S.C.相模原

20110925-184225.jpg先に攻撃の形を見せたのはエリースFC東京だった。エリースはMF深澤良を、左サイドはFW高橋周大を高い位置まで走らせて攻撃を試みた。 優勝には勝利しかないS.C.相模原はサイドの低い位置を起点に、ボールを縦へ斜めへ走らせ積極的にシュートを放った。ほぼ1:1の割合で攻撃が展開される試合となったが、多くゴールに迫ったのは相模原だった。

 攻める相模原と守るエリース。エリース・小宮監督によると「S.C.相模原のボランチがいい動きをしていたので、そのボランチを抑えなきゃいけないと思って、2トップにマークをさせて引き気味にせざるを得なかった。相手はスピードもあるので、前半はそれに慣れさせて、後半に挑もうかと思っていました。」という狙いがあった。

20110925-184535.jpgエリースは開幕から首位を守り続けているチームたる姿を表現する。22分、FW村山浩史がFW高橋周大からの縦パス一本で最終ラインを突破することに成功する。相手守備を背負いながら村山が放ったシュートはGKを欺き、ゴールへと吸い込まれた。 エリースはこの試合で最初のシュートをゴールに結びつけた。

しかしエリースは、優勝へ逆境に立たされた相模原に同点を許す。30分、右サイドのクロスからMF水野和樹に豪快に叩き込まれた。相模原も負けてられない。これまで幾度も作ってきた攻撃の形を実らせ、これまで幾度も放ってきたシュートが同点弾として実った。

後半は慎重に始まったかと思えば急展開を迎える。 後半4分、相模原のMF水野和樹に得点を許して2-1と逆転。さすがJリーグ準加盟の相模原というべきか、1点をものともしない地力を見せつけた。

20110925-213118.jpg相模原が「さすが準加盟」ならば、エリースは「さすが首位」と修飾すべきか。次の場面でも急展開を迎える。5分、石川清司がゴール前へ送り込んだボールは村山を経由し、高橋がニアサイドで捉えた。

「村山さんとは横河武蔵野FCの頃から組んでいたので、どういうプレーするのかというのが分かって、案の定スルーして僕の足元へコースを開けてくれたので、あとは流し込むだけでした。」と、高橋はこの場面を振り返る。 高橋は相手守備に体を入れられながらという難しい体制でその場面を迎えることとなったが、次の瞬間にはボールはゴール右隅のネットを叩いた。

引き分けで終われば関東リーグ2部優勝が決まったエリースだったが、 高橋の言うところの「個々のスキルで一枚も二枚も上手だった」相模原に追加点を許してしまう。その瞬間を迎えたのは36分。エリースはあと10分を耐えきれなかった。

小宮監督は「リーグ戦も終盤になって怪我やコンディションの問題もあって、今日のメンバーでどこまで出来るかと思ったのですが、よく2点目を取り返して、2-2で引き分けて、最後の10分まで優勝の望みがあった。よく頑張ったと思います。」と選手の頑張りを讃えた。

エリースは2位でシーズンを終えたが、Jリーグ準加盟チームを相手に最後の最後まで戦い抜いた。

 

◆前後のページ | 1 2 |