【試合予定 皇后杯】第34回 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 3回戦
12/9(日)に行われる第34回 皇后杯全日本女子サッカ選手権大会 3回戦は以下のとおり。
14:00 常盤木学園高等学校 vs 日テレ・ベレーザ(藤枝総合運動公園サッカー場)
14:00 INAC神戸レオネッサ vs 早稲田大学(香川県立丸亀競技場)
1回戦から出場し勝ち上がっている早稲田大学(東京都)が、なでしこリーグ王者・INAC神戸レオネッサと対戦。昨年の3回戦も同カードであったが、早稲田大学は0-1と惜敗している。関東の大学女子リーグ強豪クラブが王者・INAC神戸にどこまでやれるか、注目だ。
3回戦から、なでしこリーグ(1部)所属の強豪クラブの登場となる。なでしこリーグ2位の日テレ・ベレーザ(東京都)は、宮城県の常盤木学園高等学校(今季チャレンジリーグ6位)と対戦する。昨年は準決勝でアルビレックス新潟レディースに1-2と敗れ、決勝進出を逃したベレーザ。野田監督が今季限りで退任と報道されてから初の公式戦となる。リーグカップに続く2冠、そして2009年以来の3年ぶりの選手権大会優勝を目指す。
日テレ・ベレーザ野田朱美監督
-今シーズン最後の、タイトルのかかった大会が始まりますが?
「今季、最後の大きな大会なので、もちろん優勝を狙いつつ、とは言ってもリーグ戦と違って一発勝負なので、一戦一戦大事に戦っていくだけかなと思います」
-今大会も横一線で、調子の良い選手を使う方針ですか?
「若い選手も伸びているし、ベテランも頑張っている。コンディションの良い選手を使っていきたいと思います」
-紅白戦では、これまであまりチャンスのなかった選手もスタメン組で使っていましたが?
「怪我人が多かったですし、総力で戦う中で若い選手がどれだけ出来るのかという事を試しながらやりました」
-今日の練習はどの選手も球際が強く、気合いが入っているように見えました。国際女子サッカークラブ選手権が良い刺激になったのでしょうか?
「あの経験はすごく大きかったです。単純な球際の所は自分達が負けた部分だと思うし、スピードに対して勇気を持って間合いを詰めるとか、肌で感じることができた。大会後はそこを意識しながら練習してきたので、成果として出ていれば嬉しいですね」
-ただ紅白戦では、気持ちがこもっている反面、ミスも多かったと思います
「ちょっとミスが多かったですね。怪我でリハビリに時間を費やしていた選手もいたし、新たに試している選手もいるので、なかなかフィットしない部分はありました」
-初戦は常盤木学園が相手ですが?
「今日の紅白戦も、力加減を考えればサブ組にメニーナの子を入れた方がリアリティがあるのかなと思っていました。でも、もうそういうことじゃなくて、先を目指しているから男性のコーチに入ってもらいました。なので、あまり相手のことは意識しないでやりたいなと。リーグ戦みたいに細かく分析するのではなくて、力を比べたらうちの方が上でないとおかしいから、そこは自分達のサッカーをやってしっかり勝たないといけないと思います」
日テレ・ベレーザMF木下栞
-久々のボランチとしてプレーしましたね
「まだボールの受け方とか、ボランチだった頃の感覚が戻っていないです。でも、ずっとやってきたポジションなので言い訳はできないし、もっとやらなきゃいけない事がたくさんあるなと思います」
-これまでセンターバックをやってきましたが、ボランチに入った時に活かせることはありますか?
「やっぱり守備で、体を寄せる所や相手についていく所は前よりもできるようになったと思います。ボランチに入っても、それを活かせればと思います」
-ご自身の出場機会はありませんでしたが、国際女子サッカークラブ選手権で何か感じたことはありますか?
「W杯でも感じたんですけど、スピードや体の強さで相手を上回るのは難しいと思うので、準備とか細かいポジショニングを気をつけないといけない。後は、フィジカルで上回れないと言っても、球際の行くべき所は行かないといけないなと思います」
-紅白戦ではパスがずれる場面もありましたが、その辺りの感覚も戻り切っていないと感じますか?
「久しぶりに入って、個人的に結果を残さなきゃと思っていたら、少し気負い過ぎてしまったなと思います。今日は何もできなかったです」
-皇后杯初戦は常盤木学園ですが?
「久しぶりに出られるかもしれないので、チャレンジャーの気持ちで出来ることを精一杯やりたいなと思います」
(了)