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日テレ・ベレーザ 10/4 練習レポート&次節予想スタメン

なでしこリーグ 日テレ・ベレーザ 10/4(木)練習レポート(稲城市・ヴェルディグラウンド)

リーグ戦・第13節の伊賀フットボールクラブくノ一戦に向けて、日テレ・ベレーザが練習を行った。

この日も、紅白戦の前にセットプレーの守備を確認。ヴェルディグラウンドではこれまでほとんど行って来なかったが、先週の練習後、野田朱美監督が「木曜日もやっていきたい」と話したように、今回も念入りにチェックした。

紅白戦ではMF中里優がスタメン組に入り、MF原菜摘子とダブルボランチを組んだ。ウォーミングアップの時、中里は野田監督とマンツーマンで話していた。そのことを本人に聞くと、ボールの受け方に関してレクチャーを受けていたようだ。

「メニーナでは、みんなボールを蹴れる距離が短いから近くまでサポートに行っていて、それが癖になっていた。でも、ベレーザは長い距離を蹴れる選手が多いので、寄り過ぎちゃうとコースを消してしまう。受ける時の距離を意識するよう言われた」

豊富な運動量でピッチを走り回り、味方に素早く駆け寄ってパスの受け手になる。それは彼女の長所だが、味方をフォローすることに囚われず、一手、二手先を読んだポジショニングを取れれば、チームとしても中里個人としても幅が広がるのではないだろうか。

紅白戦は、相手のミスを奪った原からFW永里亜紗乃に渡り、FW小林弥生がネットを揺らす。サブ組も、左サイド深くまで走り込んだDF小林海青がクロスを上げる。一度はGK松林美久に弾かれるも、こぼれ球を味方が詰めた。2本目には、原が蹴ったニアへのCKがエリア手前にこぼれると、MF木龍七瀬が左足で決めた。

今節の相手である伊賀フットボールクラブくノ一には、苦戦を強いられている。前期の9戦で、ベレーザが10本以上シュートを打てなかったのはINAC神戸レオネッサと、もうひとつは伊賀FCだった。「圧勝したい」とは、MF伊藤香菜子の言葉だ。リーグ制覇に向けてひとつも落とせないベレーザにとって、伊賀FCは難的だが、すっきり勝って3ポイントを奪いたい所だ。

10/6(土)伊賀FCくノ一戦 予想スタメン
   永里亜紗乃  小林弥生

木龍七瀬        伊藤香菜子
      中里優  原菜摘子

小林海咲          有吉佐織
    須藤安紀子 岩清水梓

         松林美久

練習後のMF伊藤香菜子コメント

-伊賀FCには苦戦を強いられている印象ですが?
「相性はあまり良くないです。最近すっきり勝てていないので、できれば圧勝したいです。相手は、やろうとしていることを出せているなと思います。細かく繋いできて、ふたり三人と連動してくる。かなり練習しているんだろうなと感じます」
-勝点3を取らなければならないと思いますが?
「リーグ優勝のためには負けられないです。伊賀には苦戦していますけど、しっかり勝って、ベレーザには敵わないと思わせたいです。今は、“いけるんじゃない”と思われていると思うので(笑)」

(了)