日テレ・ベレーザ 4/26練習レポート&次節予想スタメン
なでしこリーグ 日テレ・ベレーザ 4/26 練習レポート(稲城市ヴェルディグラウンド)
開幕2連勝中の日テレ・べレーザは26日(木)、小雨が降る中練習を行った。パス練習では、狭いスペースで楔を受け、ターンしてパスを送るなど、東京ヴェルディのトップチームもやっているメニューをこなした。
ロングキックやシュート練習の後、紅白戦を実施。スタメン組には、戦列に復帰したMF阪口夢穂が入った。前節、途中出場のDF有吉佐織もスタメン組でプレー。また、U-17女子日本代表の中国遠征に参加していたDF土光真代が、センターバックの一角に戻った。
スタメン組は、アタッカー陣のコンディションの良さが伺える。FW岩渕真奈は、スピードを活かしてディフェンスラインの裏を何度も破った。10番を背負うMF伊藤香菜子は、右サイドからゲームを作り、ゴールも挙げた。復帰組では有吉がゴールを決め、阪口も抑えながらではあるが、違和感なくフィットしている。
次節4/29 ジェフ千葉レディース戦 予想スタメン
永里亜紗乃 岩渕真奈
木龍七瀬 伊藤香菜子
原菜摘子 阪口夢穂
須藤安紀子 有吉佐織
土光真代 岩清水梓
松林美久
監督・選手コメント
野田朱美監督
-阪口選手のコンディションはいかがですか?
「トレーナーと話して、紅白戦を最初の1本やって、本人的に大丈夫だったらということだったんですけど、痛みもなくやれていたと思います。これだけできれば、本調子に戻るまで時間はかからないかなと。」
-いつから戻ったのですか?
「昨日からフルで参加していました。リハビリもしっかりやっていましたし、コンディションも良い。長期離脱ではないので、ゲーム勘もなくなっていません。」
-次の試合は出られそうですか?
「いけそうですね。メンバーが揃っている時は出来る限り使いたい。前節は苦しみましたが、これからもああいう試合はある。それでも勝っていかないといけない。みんな締まっていて、紅白戦を見ていても良かったです。」
-前節を振り返っていかがですか?
「頑張る相手にハマった感じはありましたが、相手にチャンスを与えたのもこっちのミスからでした。ミーティングで、みんなが共通意識を持つというのを確認して、それが整理されたので今日の紅白戦は良い内容でした。基本にもう一度立ち返ろうと、今週はやってきました。またどこかで、こういう試合はあると思いますが、その中で勝っていくことが大事。内容ももちろんですけど、公式戦なんだから勝つためのサッカーをしようと。今日も一応ジェフを想定してやりましたけど、最終的には自分達次第ですね。」
-開幕2戦で若い選手を試せてのは良かったのではないですか?
「センターバックは土光(真代)・木下(栞)を見る事ができ、サイドバックも小林海青を使えた。開幕戦では、籾木(結花)も確認できた。使うなら今しかないと。苦しんだけど、想定の中で望んでいた試しはできました。」
-去年は全日本女子選手権でシステムを変えていましたが、今年は4-4-2に固定してやっていくのですか?
「システムよりは、人を代えていく事になると思います。誰かが上がったスペースを他の選手が埋めるなど、基本の意思疎通ができていれば問題は無い。4-4-2でも縦関係になれば4-2-3-1にもなりますし、試合の中で自然とポジションチェンジ出来ていれば大丈夫。自分達で生み出せるチームでもあります。クールダウンの時に選手同士でよく話しているのですが、自分達で解決していけるというのもあるので、あまりはめ込み過ぎないようにしています。」
MF阪口夢穂
-紅白戦をフルでこなしましたが?
「売り子卒業ですね(笑)。みんな上手いですし、早くやりたいなと思っていました。開幕から2試合、外から見ていて自分が入った時のプレーをイメージしていました。」
-負傷箇所の具合はいかがですか?
「痛みはだいぶなくなってきています。膝以外でこんなに休んだのは初めてでした。」
-前節、スタンドから見ていていかがでしたか?
「中央に偏りすぎていたので、サイドに散らしたり、早く捌いたりというのを自分では意識して見ていました。ボールを持てば持つほど相手は寄せてきますし、ボールを動かせば相手も嫌だと思うので、違うリズムを生み出せればと思います。」
-監督からもそういうプレーは要求されていますか?
「それが持ち味でもありますし、逆サイドへの展開などは求められています。個人的には、次の試合スタートからいけると思っているので、チャンスがあれば出たいです。」
-加入してからここまで、改めてチームの雰囲気はいかがですか?
「やる時はやるという感じで、ONとOFFの切り替えがうまいなと思います。」
(了)