日テレ・ベレーザがチーム始動&日本女子代表候補選手15名選出

1/30（月）なでしこリーグの日テレ・ベレーザが稲城市・ヴェルディGでチーム練習をスタートさせた。

新加入選手のなでしこジャパン・MF阪口夢穂（前・アルビレックス新潟レディース）もチームに合流し、2012シーズンの日テレ・ベレーザが始動した。1/30の練習では持久力テストや8対8のゲームなどで汗を流し、2/2の練習では11対11のゲームをフルコートで行った。また、JFAは2/9（月）～13（月）に和歌山県で行われる日本女子代表候補合同合宿のメンバーを発表し、日テレ・ベレーザとメニーナからは計15名の選手が代表候補メンバーに選出されている。

※東京ヴェルディ公式>> 日本女子代表候補合同合宿 in 和歌山 メンバー選出のお知らせ

 
1/30（月）野田監督&岩清水選手、2/2（木）阪口選手のコメント

野田朱美監督
－始動しましたが？
「去年協会の人が来て、ヨーヨーテスト（持久力テスト）をやってデータを取ったので、今年もチャンレンジしてくれと。ゲームについては特に考えなく、どのくらい動けるか見たかった。」
－新加入選手について
「MF山田頌子は先週から自主トレに来ていて、特徴などはわかっていた。ゲームを見ていても、思ったよりできることが多いなと。MF阪口夢穂は、元日からほとんど動いていなかったみたい。それでも展開力や要領の良さは感じた。」
－阪口選手はベレーザにいなかったタイプだが？
「去年からシンプルに縦に攻める意識も植え付けてきた。それをもっとできればと思っていた。阪口も山田も足元がないとベレーザには来ないと思う。だから普通に遜色なくやっているし、他の選手もうかうかしていられない。初日から張りのある練習ができた。うちはあまり他のチームから来るというのがない。だから今回ふたりが加入して、メニーナの子達も刺激になると思う。切磋琢磨してもらいたい。」
－全日本選手権でアンカーを務めたMF中里優選手に期待することは？
「スタミナも技術もあるので、背の低さなどのウィークポイントを消せるように、相手との間合いとかもっとトップレベルに近づけてほしい。相手に捕まらないようになれば、他のチームにとって嫌なタイプだと思うので。負けず嫌いなので頑張ってくれると思う。阪口なんかは大きいけど賢くプレーできる。」
－選手の起用ポジションは頭にあるか？
「今はまだどこで使うかは決めていない。でも、こういう悩みは嬉しい限り。」
－理想的なメンバーが揃ったと思うが？
「各カテゴリーで世界大会があるので、メンバーが抜けてもやれるようにしたい。このメンバーで年間通してできる時間はあまりないと思う。みんな怪我には気をつけて、コンディションをしっかり整えてほしい。2月はしっかり体を作って、3月から本格的にやっていく。」
－メニーナからの昇格組について
「MF籾木結花は受験でいなかった。MF隅田凛とDF土光真代は、まだ遠慮やビビっている部分があるかなと。それが洗礼でもある。でもふたりとも互角にやっていたし、気も強い。」

DF岩清水梓
－今年の抱負
「去年は成長の年だったが今年は言い訳ができない。タイトルを獲る。甘えず厳しく、結果に拘っていきたい。」
－MF阪口夢穂選手について
「戦力になってくれると思う。一緒にやるのが楽しみ。優勝したことがないから、優勝したいと言っていた。」
－復帰の目処は？
「代表の遠征に間に合うようにしたい。」
－ベレーザはパワーアップしたと思うが？
「シーズンが楽しみ。去年1年やってみて、このチームで通用したと思うし、期待したい。」
－各年代の代表選手がいて、チームを離脱することも増えるが？
「それでも負けちゃいけないのがベレーザ。人がいなくてもベレーザは勝っていかないといけない。」
－更に強くなるためには？
「単純にINAC神戸レオネッサと比べると、向こうは悪い試合でも勝ちきれる。波が小さいというか、苦しくても勝っている。うちは、まだそれを学んでいる段階。でも、去年より具体的に“優勝”のイメージがある。」
－リーグ戦を2位で終えたことは評価できると思うが？
「そこを最低ラインにして、今年はもっと上積みしていきたい。」
－若手に期待することは？
「若いから大変だと思うけど、波をなくすように頑張ってほしい。」

MF阪口夢穂
－ベレーザに加入してみて
「想像通りみんな上手。楽しく厳しくやっていきたい。」
－オリンピックの年にあえて移籍を決断したのは？
「環境を変えたいと思った。オリンピックイヤーとかは、自分の中ではあまり気にしていなかった。周りからは移籍しない方がいいのでは、と言われたけど、環境を変えてやりたかった。」
－前線で攻撃に絡むプレーも期待されているが？
「みんな上手いので、自分も絡んでいきたい。楽しみ。」

（了）