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FC町田ゼルビアが立正大学と練習試合

4月11日、FC町田ゼルビアは麻溝公園競技場で立正大学と45分×2本のトレーニングマッチを行った。

控え組中心で臨んだゼルビアが、早速得点を奪う。
5分、ゴール正面でMF酒井良が繋ぎ、FW鈴木孝司が右足を振り抜く。低い弾道で、ゴール左隅に突き刺した。直後にもMFドラガン・ディミッチがシュートを放ち、8分には、MFコリン・マーシャルとのパス交換からMF小川巧が狙った。開始から攻め込んだゼルビアが、チャンスを作っていく。ヒヤリとする場面もあった。19分、ディフェンスラインの裏を突破され、シュートを打たれる。ポストに当たり失点は免れたが、一瞬の隙を突かれた。

それでも、ゼルビアの攻撃は続く。32分、DF大竹隆人がループシュートを決め、リードを2点に広げた。2分後にも、マーシャルのパスを受けた大竹が、相手ディフェンダーをかわしてゴールを狙った。1本目、光ったのはマーシャル。インサイドハーフとして、攻撃によく絡んでチャンスを演出した。

2本目、ゼルビアはディミッチを下げてFW勝又慶典を投入。それ以外は同じメンバーで臨んだ。8分、酒井が右サイドから仕掛け、こぼれ球を拾ったDF加藤恒平がラストパス。鈴木孝が押し込み、3-0とした。

16分、DF三鬼海に代えてMF北井佑季を入れ、システムを3-4-3にシフト。20分、ボランチにポジションを移した大竹のスルーパスに、鈴木孝が抜け出す。ワンタッチでパスを送り、勝又がネットを揺らした。28分、ショートCKから大竹がドリブルでエリア内へ侵入し、最後は再び勝又が決めた。38分には、マーシャルが右サイドを崩し、角度のない位置からループシュートを決めて6点目を挙げた。直後に1点を失ったものの、6-1で終了した。

リーグ戦に出場していない選手達にとって、トレーニングマッチは貴重な実戦の場になっている。大差で勝つことが目的ではない。とは言っても、控え組の選手達がしっかり結果を出しているというのは、評価できることだ。またこの日は、戦列を離れていたDF田代真一も出場し、落ち着いたプレーを見せた。
TM1本目 スタート時フォーメーション 4-1-4-1

        鈴木孝司
大竹隆人           酒井良
     ディミッチ マーシャル 

        戸田和幸
小川巧             三鬼海
    加藤恒平  田代真一

        修行智仁

TM2本目 前半16分以降  3-4-3

北井佑季   鈴木孝司   勝又慶典

小川巧            酒井良
    マーシャル  大竹隆人

戸田和幸   田代真一   加藤恒平

        修行智仁

 
TM終了後のオズワルド・アルディレス監督コメント

-今日の試合の印象を教えてください。
「前節、試合に出られなかった選手達にとって良いトレーニングになったと思います。我々の方が少し上回ったかもしれませんが、試合をしてプレーすること。そして、それを私が見ることが大事なのです。今日はゴールを見られて良かったです。」
-DF田代真一選手についていかがですか?
「重要な選手がプレーしました。まだ100%ではありませんが、日に日に良くなっていて、今日の場で確認できて良かったです。彼は大変、大変重要な選手です。日曜日には間に合うのではないでしょうか。」
-今日は、中盤5人でスタートしましたが?
「細かいことは重要ではなく、週末の試合に出られなかった選手達が、試合をすることが大事です。とは言っても、色々な状況に応じて戦えるようにならないといけません。最後は3バックもやりましたが、今後も使う可能性があるかもしれません。」
-京都サンガF.C.、東京ヴェルディ、湘南ベルマーレとの3連戦を振り返っていかがですか?
「本当に良い内容だったと思います。相手との大きな違いはなかったと思います。3連敗しましたが、最初の試合に勝っていたら、また違っていたと思います。選手達のパフォーマンスは良かったので、細かい部分をこれから埋めていきたいと思います。」

(了)