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【試合予定 Jリーグ】J1 第4節 / J2 第6節

3/31(土)4/1(日)に行われるJ1・J2の試合は以下のとおり。

Jリーグ ディビジョン1 第4節
3/31(土)14時 FC東京 vs サンフレッチェ広島(味の素スタジアム)

 
Jリーグ ディビジョン2 第6節 
4/1(日)16時 FC町田ゼルビア vs 東京ヴェルディ(町田市立陸上競技場)

“東京クラッシク” W試合プレビュー

《挑戦者・FC町田ゼルビア》

遂に、Jリーグの舞台でFC町田ゼルビアが東京ヴェルディに挑む。少年サッカー時代からのライバルであった両者だが、今回、凌ぎを削り合うのはJリーガー達だ。子ども達が年を重ねるに連れ、読売クラブに流れてしまう現実があった。だが今、町田には立派なトップチームがある。歴史や実績など、ヴェルディに一日の長があるのは間違いない。しかし、今度の試合でゼルビアが勝てば、新たな歴史のスタートとなる。

試合は、ヴェルディがボールを持つ時間が長くなるかもしれない。しかし、それはゼルビアにとってチャンスでもある。ボールを奪ってカウンターを発動させれば、最前線にはFW平本一樹、FW勝又慶典がいる。スピード豊かなストライカーが、虎視眈々と“その時”を狙っている。そのためには、連動したプレスを掛け続けなければならない。日頃の練習の成果を出すと共に、90分間集中力を途切れさせないことが求められる。

 
《迎え撃つ東京ヴェルディ》

「どこが相手でも、勝つためにやることは変わらない。下のカテゴリーから上がってきたチームは、気持ち入っているから注意する。」

DF土屋征夫の言葉である。ヴェルディにとっては、あくまで長いシーズンの中の1試合という思いが強いだろう。相手がゼルビアかどうかではなく、あくまで自分達が勝利を掴むために何をしなければいけないか。それが第一にある。もちろんゼルビアもそういう考えのはずだが、ヴェルディは相手によって気持ちの昂り方が変わるわけではない。

ただ、その中でひとりだけ違う視点を持つ選手がいる。それがDF深津康太だ。2009年から2010年までゼルビアに在籍していた深津は、まさにディフェンスリーダーだった。最終ラインを統率し、向かってくる相手の侵入を阻止する。圧倒的な存在感が、ヴェルディ移籍へのステップアップに繋がった。そんな深津とゼルビアが、Jリーグで再会する。

「知っている選手ばかりだし、楽しみ」と言う。選手の特徴もよく覚えている。JFL時代、圧倒的な攻撃力を誇ったゼルビア。J2に上がった今も、ハマった時の躍動感は健在だ。そんなJリーグ1年生チームを、名門・ヴェルディのセンターバックとなった深津が迎え撃つ。

東京クラシックと銘打たれた今回の一戦。両チームの歴史的背景を見れば、まさに伝統のダービーだ。そして、「より美しいフットボールはどっちだ」というサブタイトルも用いられている。互いに攻撃的なサッカーを標榜し、ゴールを奪うための工夫もある。きっと、観る者を魅了する試合になるはずだ。そして試合が終わった時、より美しいフットボールを展開したチームが勝利しているのではないだろうか。

(了)