2012シーズンよりJ1昇格プレーオフ新設を発表
2011年12月19日、Jリーグは2012シーズンよりJ1昇格プレーオフを新設し、大会方式および試合方式を発表している。
2011シーズンまでの数年間は、J2の年間順位1位~3位の3クラブがJ1へ自動昇格していたが、2012シーズンからはJ2の1位と2位がJ1自動昇格となり、3位~6位の4クラブによるJ1昇格プレーオフが実施される事となった。
試合は1試合のみのトーナメント方式で、準決勝は11/18(日)に、決勝は11/25(日)に行われる。準決勝の2試合は「3位 vs 6位」と「4位 vs 5位」の組み合わせとなり、上位クラブのホームスタジアムで開催される。決勝は2クラブの中立地で開催される予定。準決勝・決勝ともに90分間終了時点で引き分けだった場合は、上位クラブが勝ち上がりとなる。
プレーオフ参加条件として、当該4クラブのうちJ1ライセンスが付与されていないクラブがある場合は、6位以内であってもプレーオフには出場できない。この場合、7位以下のクラブの繰上げ出場はなく、条件を満たしたクラブのみでプレーオフが実施される。
また、J2の1位・2位クラブがJ1ライセンス付与などの審査(Jリーグ理事会の承認)の結果、J1自動昇格が出来なかった場合でも、J2・3位以下が自動昇格の繰上げはされず、プレーオフが実施される。
※この場合、J1下位3クラブの降格チーム数が減る事になる
なお、プレーオフ参加が3クラブ以下の場合の、大会および昇格の条件は以下のとおり。
①1チームのみの場合、プレーオフは開催されずJ1自動昇格となる
②2チームの場合、決勝のみ中立地で開催される
③3チームの場合、下位2チームによる準決勝がリーグ戦上位クラブのホームスタジアムで開催され、決勝は中立地で開催される
昨シーズンまでと比べれば、J1昇格の条件が広がり、J2の各クラブに昇格の可能性が高まった。J2リーグの終盤戦に消化試合が無くなる事で、観客動員などクラブ収益に繋がるメリットも増えたと言える。と、同時にクラブライセンス制度の導入による経営基盤の確立も急務となる為、クラブ経営のあり方が問われる時代に突入したと言える。
2012 Jリーグ ディヴィジョン2の全22チーム
・ヴァンフォーレ甲府(山梨)
・アビスパ福岡(福岡)
・モンテディオ山形(山形)
・徳島ヴォルティス(徳島)
・東京ヴェルディ(東京)
・ジェフユナイテッド千葉(千葉)
・京都サンガF.C.(京都)
・ギラヴァンツ北九州(福岡)
・ザスパ草津(群馬)
・栃木SC(栃木)
・ロアッソ熊本(熊本)
・大分トリニータ(大分)
・ファジアーノ岡山(岡山)
・湘南ベルマーレ(神奈川)
・愛媛FC(愛媛)
・カターレ富山(富山)
・水戸ホーリーホック(茨城)
・横浜FC(神奈川)
・ガイナーレ鳥取(鳥取)
・FC岐阜(岐阜)
・FC町田ゼルビア(東京)
・松本山雅FC(長野)
※Jリーグ公式>>2012Jリーグ J1昇格プレーオフ 大会方式および試合方式について