TOP>>ニュース>>女子サッカー>>なでしこ>> 日テレ・ベレーザ 3/22練習レポート

日テレ・ベレーザ 3/22練習レポート

なでしこリーグ 日テレ・ベレーザ 3/22 練習レポート(稲城市ヴェルディグラウンド)

パス練習から始まり、その後シュート練習へと移った。まず、ペナルティエリア手前に立った選手がパスを受け、ターンしてシュートという形を行った。コーチからは、「パスのもらい方が雑にならないように!」、「GKと駆け引きしろ!」、「止まってパスをもらうな!」などの指示が飛んだ。次は別の形からのシュート練習。ペナルティエリアの両角に立ち、互いに中に入りパスをもらう動きをする。一人がパスを落とし、もう一人がシュート。落とした選手は、シュートのこぼれに詰められるよう走り込む。

その後、4分の1コートほどの広さで1対1、1対2、2対2と、ゴールを決めた時やプレーが切れた際に、交互に一人ずつプレーヤーを増やしていき、最後は4対4になるミニゲームを行った。ここでは、先程のシュート練習の形が見られる場面もあった。また、GKはゴールを守るだけでなく組み立てにも参加するなど、最後方からのビルドアップの練習にもなっている。

最後は、ほぼフルコートの広さで11対11の紅白戦を実施。皆よく声が出ており、いつも通り良い緊張感があった。中でも、MF伊藤香菜子やMF小林弥生といった経験豊富な選手達が的確な指示を出し、場を引き締めていた。この日はスタメン、サブは関係なくメンバーを分けたと思われる。野田朱美監督は様々な組み合わせを試している。なでしこジャパン、U-20、U-17と各年代の日本代表を揃えるベレーザは、全員が揃って年間通してプレーする時間は限られる。そのため、各選手が様々なポジションでプレーできるように試している。この日、MF隅田凜は右サイドバックでプレーし、これまでCBやボランチなど中央での起用が多かったMF山田頌子は右サイドハーフでプレーしていた。
ベレーザ紅白戦フォーメーション
    田中美南  小林弥生
籾木結花           山田頌子
      コーチ   伊藤香菜子
須藤安紀子 小林海咲 木下栞 有吉佐織
         松林美久

    コーチ   永里亜紗乃
木龍七瀬            中里優
     阪口夢穂  原菜摘子
小林海青 土光真代 コーチ 隅田凛
         小林詩織

野田朱美監督コメント
-千葉キャンプのテーマを教えて下さい。
「テーマというか色々な選手を試したいというのがありました。課題も収穫もあった合宿でした。浦和レッズレディースに0-5でやられたのは、崩された訳ではなく気持ちの部分で弱かったからだと思います。ただ最後に4-0で勝って終われたのは収穫でした。普段なでしこリーグのチームと練習試合を組めたとしても、普段使えていない選手はなかなか試せない。今回の合宿では、全員試すことができたので良かったです。」
-ここまでチーム作りは順調ですか?
「代表キャンプもあるし焦らずゆっくりやろうと。選手達の方がもっとやりたいと思っているかもしれないです。」

(了)