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日テレ・ベレーザ 3/15練習レポート

なでしこリーグ 日テレ・ベレーザ 3/15 練習レポート(稲城市ヴェルディグラウンド)

強い風が吹く中、ランニングやパス回しで体を温める。シュート練習を行った後、紅白戦へとメニューは移っていった。この流れはヴェルディグラウンド、通称“ランド”での練習ではお馴染みのメニュー。

紅白戦は25分程を2本こなした。1本目は10対10で始まり、途中から10対11になった。まだチーム構築の段階。スタメン、サブと表現するには違和感があるが、便宜上、男性コーチが入った方をサブ組とする。スタメン組のセンターバックはDF土光真代とDF木下栞が務めた。昨シーズン、センターバックでコンビを組んだDF岩清水梓、DF村松智子は別メニューのため不在。サイドバックは左にDF須藤安紀子、右にDF有吉佐織が入り、中盤はMF原菜摘子、MF伊藤香菜子、MF阪口夢穂の3人。2トップにはFW永里亜紗乃とFW籾木結花が入った。

この日は、紅白戦の中でセットプレーの守備も確認した。跳ね返したらそのまま続行となり、守備から攻撃の素早い切り替えも体に叩き込んでいく。なでしこリーグ開幕まで1ヶ月となり、こうしたトレーニングも加わっている。2本目からは11対11となり、スタメン組のメンバー構成も、1本目とは若干変わった。ディフェンスラインはそのままだが、中盤にはMF木龍七瀬が加わり、2トップの一角には籾木に代わってFW田中美南が入った。

阪口、原のダブルボランチは滅多にボールを奪われることがなく、試合を落ち着かせることができ、サイドの選手達は迷わず高い位置に上がっていくことができる。左サイドハーフの木龍はドリブルで何度も勝負し、伊藤は前線で絡むプレーができる。また、ディフェンスラインからのビルドアップも正確だ。4人共に技術が高いが、特に木下は元々ボランチの選手だけあって、ショートパスも距離のあるパスもしっかり通していた。とはいえ、まだまだ学ぶことはある。

守備時のポジショニングについて野田朱美監督から、「(ボールの動きに合わせて)スライドをしっかり」といった指示を受けていた。また、岩清水・村松も戻ってくれば、レギュラーの座は安泰ではない。しかし、木下や土光を本番でも起用できる目処が立てば、選手層は厚くなる。

2本目の紅白戦を終え、1時間半の練習が終了。

選手コメント

阪口夢穂
-17(土)はアルビレックス新潟レディースとの練習試合ですね。
「久しぶりなんで楽しみにしています。」
-チームの中での、阪口選手の役割も明確になってきたと思いますが?
「まだ実戦的な部分はこれから詰めていくと思います。やってみないとわからないこともあるので、今回のキャンプで試せたらと思います。」

MF木下栞
-怪我から復帰して3週間程経ちますが?
「もう問題なくプレーできるので、大丈夫です。」
-元々ボランチですか?
「ボランチでもセンターバックでも、与えられたポジションをしっかりこなしていきます。」
-ビルドアップを安心して見ていられますね。
「自分の持ち味なの出していきたいです。守備はもちろん、後ろから繋ぐ事もしっかりできればと思います。」
-センターバックにもボランチにも、なでしこジャパンの選手がいます。どのようなことを学べますか?
「ボールを受ける前に常に周りを見ているし、準備ができているからしっかりとプレーできるんだと思います。そこを学んでいけたらと思います。」

MF中里優
-去年の全日本選手権ではアンカー、今年は中盤の高い位置でプレーしていますが?
「やりやすいのは後ろですけど、メニーナでも前でやっていたし、前でプレーする方が楽しいです。」
-野田監督は中里選手のスタミナを評価していますが?
「小さい分、人より走れないといけないので、できないといけない部分だと思います。」

 
紅白戦1本目

スタメン
    永里亜紗乃   籾木結花
  原菜摘子 伊藤香菜子 阪口夢穂
須藤安紀子 土光真代 木下栞 有吉佐織
         松林美久

サブ
     田中美南   ※コーチ
 木龍七瀬 小林弥生 中里優
小林海青 山田頌子 ※コーチ 隅田凛
        小林詩織

紅白戦2本目

スタメン
    永里亜紗乃    田中美南
木龍七瀬          伊藤香菜子
     阪口夢穂  原菜摘子
須藤安紀子 土光真代 木下栞 有吉佐織
         松林美久

サブ
     籾木結花   ※コーチ
※コーチ            隅田凛
     小林弥生  中里優
小林海青 山田頌子 ※コーチ ※コーチ
        小林詩織

 
(了)