【試合予定 高円宮杯】高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ イースト
12/11(日)に高円宮杯U-18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ イーストの最終節が行われる。
東京都からは、東京ヴェルディユース、FC東京U-18、三菱養和SCユースの3チームが出場している。
クラブユース(高校生年代)サッカーの3大タイトル(※1)の1つである「高円宮杯全日本ユース選手権大会」は、以前のトーナメント戦&1ヶ月間の集中開催という大会形式から、2011年度より「高円宮U-18サッカーリーグ プレミアリーグ」と名称を変え、全国より選出された20チームを東西10チームずつに分けてホーム&アウェイ方式の総当たり戦(18試合)を実施している。
※1 日本クラブユースサッカー選手権、Jリーグユース選手権、高円宮杯U-18サッカーリーグの3大会
日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会は東京Vユースが2連覇中
東西の各リーグの優勝チームは高円宮杯U-18サッカーリーグ チャンピオンシップへの出場権が与えられる。各リーグの下位2チームは、次年度の高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ(※2)へ自動降格する。また、各地域のプリンスリーグ優勝チームは、プレミアリーグ参入戦への出場資格を獲得し、プレミアリーグ参入戦で勝利した4チームは次年度のプレミアリーグ出場権を獲得する。
※2 全国9地域(北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州)でリーグ戦を実施
リーグ概要詳細:高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ(JFA)
<12/4終了時のリーグ順位>
1位 勝点32 東京ヴェルディユース(得失点+16)
2位 勝点32 コンサドーレ札幌(得失点+15)
3位 勝点29 清水エスパルスユース(得失点+4)
4位 勝点25 浦和レッズユース
5位 勝点25 青森山田高校
6位 勝点24 流通経済大学付属柏高校
7位 勝点21 静岡学園高校
8位 勝点16 FC東京U-18(得失点-3)
9位 勝点15 尚志高校(得失点-26)
10位 勝点14 三菱養和SCユース(得失点-18)
12/11(日)に行われる試合は以下のとおり。※各会場ともに入場無料
13時 FC東京U-18 vs コンサドーレ札幌U-18(東京ガス深川グラウンド)
13時 東京ヴェルディユース vs 三菱養和SCユース(駒沢オリンピック公園 第二球技場)
〜東京偉蹴的プレビュー〜
首位・東京ヴェルディユースは、10位・三菱養和SCユースと対戦する。東京を拠点とするチーム同士の対戦だが、置かれている状況は正反対だ。他会場(FC東京vs札幌、静岡学園vs清水)の結果次第では、ヴェルディユースは引き分け以下でもリーグ優勝の可能性がある。そして、プレミアリーグウェストの王者・サンフレッチェ広島F.Cユースとのチャンピオンシップに進出する。対する養和ユースは、残留争いの渦中にある為、なんとしても勝点3を奪わなければならない。
今週木曜日のヴェルディユースの練習では、どの選手も集中して臨んでいた。シュート練習では“流す”ことなく一本一本力を込めて丁寧に打ち、ミニゲームでは球際の激しさがあった。そんな中でも、良いプレーには他の選手達が声をかけて盛り上げており、笑顔もあった。真剣に楽しむといった雰囲気で、大一番に向けて気負いはなさそうだ。
これについてMF杉本竜士はこう話す。「チャンピオンシップ進出のために集中している。盛り上げるところは盛り上げて、集中する場面では集中しようと」。養和ユース戦に向けて楠瀬直木監督は、「まずは慎重に。先制されてブロックを作られるとなかなか崩せない。緊張せずにいつも通りで臨む」。杉本も同じ考えだ。「今から新しいことはやらない。相手がどこだろうと自分達のサッカーをする。1+1が3にも4にもなるように力を合わせてやるだけです」。
ヴェルディユースは、今夏のクラブユース選手権で優勝を果たしており、ユース年代の大会2冠を目指す。3年生からはMF杉本、FW南秀仁、MF舘野俊祐、DF田中貴大の4人がトップチームへ昇格する。また、楠瀬監督の今シーズンでの退任も正式に発表され、そのことも選手達の士気をより上げることだろう。
対する養和ユースは苦しいシーズンを送っている。昨年、高円宮杯全日本ユースでベスト4入りを果たした主力が多く抜けた。今年のチームもJ1名古屋グランパス入りが内定しているFW田鍋陵太を擁し、下級生にも好選手が揃っているが、結果を出せず苦しんでいる。
両者の立場は真逆だが、この試合に懸ける思いはどちらも強いはずだ。ヴェルディユースは優勝のために、養和ユースは残留のために。勝利のために全力を出し切る、見ごたえのある試合になるだろう。
東京偉蹴FOOTBALLでは、この試合のマッチレポートを掲載する予定。