#1 7/24 JFL後期 第4節 横河武蔵野FC vs ジェフリザーブス
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #1
7/24(日)15時 JFL後期 第4節 横河武蔵野FC 4-0 ジェフリザーブズ (西が丘サッカー場)
横河武蔵野FCは西が丘サッカー場にジェフリザーブズを迎えた。横河武蔵野FCは勝点11で16位。対するジェフリザーブズは勝点2で最下位となっていた。今シーズンこれまで3勝しかしていない横河武蔵野FCにとって、勝点3を積み上げる絶好のチャンスだった。
試合は横河武蔵野FCの攻勢で始まる。前半2分、横河武蔵野FCは最初のチャンスをものにする。低い位置から前線へと送り込まれたボールは、前線にいるFW関野達也とジェフGK瀧本雄太の中間地点を捉えた。
「今まで先制点を取れたら勝てていたので、何としてでも先制点を取ろうとチームで話していた。」というのはMF林俊介の言葉となる。林はGKが弾いたボールをゴールに叩き込んだ。
開始早々の先制点が横河のチーム戦術を明確にした
林俊介の言葉通り、開始早々の得点でこの試合は決した。最下位のジェフリザーブズは14試合を消化して3得点と、得点が遠いチーム。この得点を境にジェフリザーブズに試合を通して猛攻を仕掛けられたが、横河武蔵野FCの守備はびくともしなかった。
シュートを打たれたとしても「DFが頑張ってくれたから、最後の一仕事をしたまでです」という”ゴッド・イイヅカ”ことGK飯塚渉が防ぎ切った。守備に徹した横河武蔵野FCは37分に関野達也の得点で2点目を追加し、前半を終えた。
後半に入っても、ジェフリザーブズの猛攻は続く。後半12分にはジェフリザーブズのMF福田健が左から中央へ切り込んでゴールへと迫った。この日、何度か訪れていた危機の一場面だったが、DF陣が十分に寄せ限定されたゴールへの道筋を辿ったボールを、GK飯塚渉が安々と手中に収めた。
「アルテ高崎、ジェフリザーブズ、栃木ウーヴァFCと順位が近い同士の対戦が続く。この3戦はトーナメントのつもりで、まず負けないサッカーをしようと守備を重点的に取り組んでいた。」という依田博樹監督の言葉通り、横河武蔵野FCは無失点でこの試合を終える。
今季ホーム初勝利がリーグ中位へ上昇のきっかけとなるか
横河武蔵野FCは後半41分に金守貴紀が3点目を奪うと、後半45分には小林陽介がPKで4点目を追加した。横河武蔵野FCは4−0でジェフリザーブズに勝利し、ホームゲーム今季初勝利で今季4勝目を記録した。
「守備に関してはかなり浸透してきている。その結果が今日の無失点につながった。次の栃木ウーヴァFC戦も守備から入れるようにしたい。」依田監督は安堵の表情を見せつつ、次節へ向けてそう引き締めた。
(著者プロフィール)
龍星ひかる(りゅうせい・ひかる)
1985年、岐阜市出身。2005年に上京後、2008年からはJFLや地域リーグなど社会人カテゴリの魅力に惹かれ、ブログ『ここからJリーグ』にて観戦レポートを執筆。主な寄稿先にブログメディア『SPORTS PLANET』がある。