【試合結果 全社】全国社会人サッカー選手権大会 準決勝
10/18(火)に行われた準決勝の結果は以下のとおり。
13:30 Shizuoka.藤枝MYFC vs 東京23フットボールクラブ(浅中公園総合グラウンド多目的広場)
東京23FCは前半にDF中山友規が上げた得点を守り切り、1-0で勝利した。
10/19(水)に行われる決勝の予定は以下のとおり。
13:00 S.C.相模原 vs 東京23フットボールクラブ(浅中公園総合グラウンド陸上競技場)
《試合レビュー》全社 Shizuoka.藤枝MYFC vs 東京23フットボールクラブ
先に攻撃的な姿勢を見せたのは東京23FCだった。東京23FCは右サイドでタメを作ると、左サイドに向けて攻撃を展開する。左サイドのDF三沢慶一を走らせて得点機を作り続けた。
前半5分、右サイドから中央にいたFW山本恭平を経由して左サイドに走り込んでいたMF三沢慶一へとボールが渡る。フリーで抜け出した三沢はGKとの一対一の場面を迎えたが、シュートはGKの正面を突いた。
緩やかに攻守を入れ替える展開の中で、藤枝MYFCに押される場面も当然あった。しかし東京23FCはしっかりと引いた守備で藤枝MYFCのパス交換を封じ、抜けられたとしてもGK斬波薫が瀬戸際で止め続けた。
お互いの手の内が明らかになった時、試合はこう着を迎えようとしていた。この日は5日間5連戦の4日目。要所で精度を欠く場面が目立った。
最後で繋がらない、最後で決めきれない。互いにもどかしい状況の中、スコアを動かしたのはセットプレーだった。前半25分、東京23FCはコーナーキックを得る。この日東京23FCが初めて獲得したCKだった。MF猪股聖哉が蹴ったボールはファーサイドへと向かう。中央を固めていた藤枝MYFCにとって、意表を突くクロスとなった。このクロスをDF中山友規が頭で捉える。シュートはゴール左に吸い込まれた。
後半に入ると藤枝MYFCに押される時間が長くなる。藤枝MYFCはビハインドを負っている上に、地域決勝に向けて課題を明らかにする事を目的としている故にチャレンジ以外の選択肢はない。 前線に人数をかけて攻め込んできた。
攻め込まれても東京23FCは全く動じなかった。 前線に2〜3人の選手を残しつつも、中央を固めた守備で藤枝MYFCの攻撃を跳ね返し続ける。守備から転じて少ない人数でカウンターからを仕掛け、藤枝MYFCのゴールを脅かす場面もあった。
東京23FCは後半の藤枝MYFCの猛攻をしのぎ切り、1-0で勝利。都リーグから決勝進出という偉業を成し遂げた。
東京23FC・アマラオ監督
「とても嬉しいです。相手(藤枝MYFC)の選手にも元Jリーガなど上手い選手いるから前を向かせたらすぐにパスを出されてしまう。速いアプローチを出来れば(前線へのパスではなく)バックパスさせられる。4-2-3-1のワントップだったけど、守備のときはコンパクトに、攻めるときは広げて3人で攻める。これを選手がやってくれたから、色んなことができた。」
東京23FC・DF中山友規
「得点した場面は中に人が集まっていたので狙い通りでした。(後半、攻められる場面が多かったことに関して)センターバック二人で声をかけあって守り切りました。前の方の選手が頑張ってくれたので助かりました。」
東京23FC・DF三沢慶一
「(前半は多くの決定機がありましたが、)1年ぶりの先発だったので緊張しちゃいました。次の決勝も出れたら得点決めれたいです。」