日テレ・ベレーザ 9/13 練習レポート&次節予想スタメン
なでしこリーグ 日テレ・ベレーザ 9/13(木)練習レポート(稲城市・ヴェルディグラウンド)
なでしこリーグカップ優勝から1週間、中断していたリーグ戦が再開される。次なるタイトル獲得に向けて、日テレ・ベレーザが練習を行った。
紅白戦では、FW永里亜紗乃が懐の深いキープを見せ、ほとんどボールを失うことがない。2トップを組むFW小林弥生も、「相手の嫌な所に入っていけるし、気が利く」と野田朱美監督が評する動きでアクセントをつける。怪我のためリーグカップ決勝を欠場したMF阪口夢穂も、視野の広さを活かして味方へパスを散らしていく。
優勝メンバーのコンディションが良い。特にDF岩清水梓、DF須藤安紀子、有吉佐織、DF小林海咲の4バックは、安定したプレーぶりでチームに安心感を与えていた。
それでも、スタメンは確定とは言えない段階だ。阪口はまだ万全ではなく、野田監督は「コンディションをチェックしてトレーナーの報告を見て決めたい」という。そして、安定感を見せた守備陣にも変更があるかもしれない。紅白戦2本目ではセンターバックにDF土光真代を入れ、左サイドバックに須藤を移し、リーグ前半戦を戦った4枚を試した。土光に関して野田監督は、「代表で離れていたので、見ておきたかった」と、メンバー変更の可能性を残した。
ギリギリのメンバーでカップ戦を勝ち取り、そこにU-20代表組が戻ってきた。戦力として台頭していたMF隅田凛、MF籾木結花がU-17W杯で抜けるのは痛いが、人数が揃いつつあることに野田監督は「ホッとしている」と笑った。
タイトルを獲得したことで、選手達は自信を掴んだ。と同時に、対戦相手からは更に厳しい警戒の目が向けられることになる。優勝する前から、対戦相手には警戒されていただろうし、ベレーザの選手達もこの緑のユニフォームを着ることの重みはわかっていたはずだ。だが、タイトルという明確な結果を得たことで、チームとしてもう一度気を引き締め、一枚岩になっていかなければならない。その意味でも再開初戦は大切だ。福岡J・アンクラスには今シーズン開幕戦で圧勝したものの、油断はできない。阪口は「相手も良くなっていると思うし、前のデータは参考にならない」と、気持ちを新たに臨むつもりだ。この意識をチーム全体で共有できていれば、地力で勝るベレーザが、アウェイ福岡の地から勝利を届けてくれるはずだ。
9/15(土)福岡J・アンクラス戦 予想スタメン
小林弥生 永里亜紗乃
木龍七瀬 伊藤香菜子
阪口夢穂 原菜摘子
小林海咲 有吉佐織
須藤安紀子 岩清水梓
松林美久
<練習後の監督・選手コメントは2ページ目に続く>