#42 5/13 関東リーグ2部 前期 第6節 東京23FC vs 日立ビルシステム
『東京偉蹴的 MATCH OF THE WEEK』 #42
東京同士の対決を落とした東京23FC
退場者を出し、苦しい展開を強いられる
5/13(日)11時 大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
関東サッカーリーグ2部 前期 第6節
東京23フットボールクラブ 0-2 (株)日立ビルシステムサッカー部
試合の入り方は悪くなかったが・・・
東京勢のぶつかり合いとなった試合は、東京23FCが先にペースを掴む。スムーズにボールが回り、セカンドボールへにも素早い反応を見せるなど、試合への入り方が良かった。FW新貝亮太が中央に絞って組み立てに参加し、攻撃に厚みをもたらす。
18分、ピッチ中央でボールをカットすると、右サイドのオープンスペースにパスが通る。MF渡邉敬人が速いクロスを上げ、相手GKが弾いたこぼれ球をMF猪股聖哉がシュート。ゴールはならなかったが、的確にスペースを突いてフィニッシュまで持っていった。
しかし、先制点を奪ったのは(株)日立ビルシステムサッカー部だった。21分、左サイドからMF福田健がクロスを供給。中央で落としたボールに反応したのはMF吉住敦。右足でダイレクトシュートを放ち、ネットに突き刺した。東京23・GK平川正城は、一歩も動くことができなかった。シュート自体も素晴らしかったが、福田のドリブルが勝負を分けた。左サイドでボールを持つと、相手を2人引きつけながら突破に成功。このチャレンジが実を結んだ。
ゴール後、日立は出足が鋭くなり、東京23は序盤のような自由を持てなくなった。米山篤志監督から、「ボールを動かして(相手を)走らせろ」と指示が飛ぶ。選手達もそれに応える形で、どんどんパスを繋いでいく。しかし、ゴールは遠いまま。
すると、東京23が苦境に立たされる。33分、FW田村聡が2枚目のイエローカードを提示され退場となってしまった。一人少なくなった東京23は、システムを4-4-1にシフトしバランスを保つ。
前半のうちに、最低でも同点に追いついておきたい東京23は39分、絶好のチャンスを迎える。MF安東利典とのワンツーからFW山本恭平がペナルティエリア内に侵入する。相手ディフェンダーにカットされるも、こぼれたボールをMF山村和士が拾ってシュート。しかし、相手GKの好セーブに阻まれた。
前半は、日立の1点リードで折り返した。