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#17 12/11 高円宮杯U-18プレミアリーグ最終節 東京Vユース vs 三菱養和SCユース

<東京ヴェルディユース 楠瀬直木監督 記者会見>
「今日はお互いの状況、他会場の状況が色々あったので、モチベーションは高かったですけど、今週1週間を思い返すとモチベーションが異常に高くて、興奮がなかなか収まらない感じだった。最初、逆にその分緊張しちゃって体が動かなくて、いつもはないようなミスが出たり動きがスムーズじゃなく、そこで点を取られた。これで良い薬になるかと思ったんですけど、養和さんはすごく体を張って一生懸命やるチーム。どこまで崩せるかなと思ったんですけど、やることをやって点が入らなかったですから、仕方ないかなと。何人か体調の良くない選手もいましたけど、それも含めてなので、1点の重みというのがわかったので、そういう点では価値のあるゲームだったかなと。養和さんは本当に最後まで諦めず頑張るチームで、素晴らしいなと思いました。」

-試合後、選手にどんな言葉をかけたか
「3年生は最後なので、すごく感傷的になっていて泣いちゃったりしている。これがまた次に繋がるし、一生懸命やれば勝っても負けても次に繋がると思う。感傷的になることは当たり前なので、いつも通りまたグラウンドに出た時は胸を張って、まだトレーニングもあるので。ただ反省はしっかりして次に繋げたい。中にはトップチームに上がる子達もいるので、良い薬というか勉強にして、次に繋げられれば良いかなと。」

-3年生には声をかけたか
「お疲れさんと。明日もまだ練習は続くので、公式戦がないだけで、練習試合も入っていますし、大事な試合をひとつ落としたと。早く切り替えて。例えばトップチームに上がった子が、リーグ戦で連敗しちゃいけないので早く切り替えて次の試合に臨めるようなコンディションを作っていかないといけない。プロの予備軍ということで準備、感傷に浸るのもそれまでにして、早く準備を身に付けさせるというのが仕事なので、そういう話はしました。」

-高円宮杯の形がリーグ戦を1年間通して戦うことになった。何か得たものは
「集中が切れないように部室にも得点経過とかを貼っていた。年間通してチーム内の競争が途切れないようにしたし、それができる大会だったので、非常に良い大会だった。代表で抜かれる時やトップチームでいない時は、それ以外の選手を使って経験を積めたので、そういう点で底上げにもなった。」

-負けたりミスをしてもまたチャレンジできる場があるというテーマが大会運営側にはあるようだが
「ミスをしたら次のライバルが出てくるので、競争がずっと続けられる。勝った負けたというよりポジション争いをずっとしていたので、モチベーションを維持できたなと。ここまで最後1位になれるかどうかという所までこられるとは思っていなかった。結果こんな上位にこさせてもらいましたけど、予想外だったのでびっくりしています。」

-クラブユース選手権も優勝してこの大会も優勝を狙えたと思うが?
「夏は夏で暑かったし、決勝トーナメントに上がれなくてもおかしくない結果もあった。そういうタイミングがあるので、本当にうちが強いかと言ったら、札幌さんやサンガさんも強い。少し選手達も勘違いした部分もあったかもしれない。それなりに力はあったと思いますけど、そこまで圧倒的なチームではない。この大会もここまでこられるとは。それは選手達の頑張りですけど、今日勝ってチャンピオンシップ進出というのは出来すぎだったと思う。」

-札幌とヴェルディの違いは?
「個々のスキルと体力は向こうが上かなと。体を合わせた時に1.5歳くらい向こうが上かなというくらい体も強い。でも埋まらない距離じゃないと言ってやってきた。サッカーは、頑張ってちゃんとやるべきことをやれば上に行けるよと。中学生まで体が大きいとか足が速いとか、そういうのがなくても頭を使って技術を磨けば結果を出せるよと。」

(東京Vユース監督・選手コメントは4ページに続く)

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